【筑紫野市長選】保守分裂選挙で現職の藤田氏およばず
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任期満了にともない22日、筑紫野市長選挙が行われた。選挙戦となったのは2011年以来、12年振り。現職と新人2名の3名が立候補し、有力候補として挙げられていた現職の藤田陽三氏と前福岡県会議員・平井一三氏の事実上の一騎打ちになると見られていた。
即日、投開票が行われ、平井氏が当選、4期目を狙った藤田氏は落選した。
今回の市長選は、政党と支持団体が分裂。自民党県連が藤田氏、同筑紫野市支部が平井氏を推薦し、立憲民主党も県議、市議が平井氏、藤田氏両陣営に分かれた。選挙戦では、藤田氏は3期12年の実績を訴えるも、平井氏におよばなかった。
藤田氏は支援者の前に姿を見せ、
「私の不徳の致すところであり、不甲斐ない結果に終わり、本当に申し訳ございませんでした。」
と敗戦の弁を述べた。藤田氏は筑紫野市出身。1987年から筑紫野市議(2期)、91年から福岡県議(5期)を努め、第57代福岡県議会議長(2005~07年)も務めた。11年1月に筑紫野市長に初当選、3期12年務めていた。
【内山 義之】
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