2024年12月22日( 日 )

コロナワクチンの懐疑論者イーロン・マスク氏に届いた暗殺予告

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 NetIB-Newsでは、「未来トレンド分析シリーズ」の連載でもお馴染みの国際政治経済学者の浜田和幸氏のメルマガ「浜田和幸の世界最新トレンドとビジネスチャンス」の記事を紹介する。
 今回は、1月27日付の記事を紹介する。

コロナワクチン イメージ    世界を騒がすことでは他の追随を許さないのがイーロン・マスク氏です。

 先週も、コロナワクチンの2度目のブースター接種をしたところ、「死ぬかと思うほどの副作用に見舞われた」と告白しました。1回目のワクチンはジョンソン・エンド・ジョンソン製だったとのこと。そのときには、何も起きなかったそうですが、今回の接種では「数日間、死と隣り合うほどの苦痛を経験した。幸い、生還できたが、もう接種はごめんだ」と語っています。

 もともと、PCR検査にもmRNAワクチンにも懐疑的なマスク氏でした。何しろ、PCR検査に関しては、同じ日のほぼ同じ時間帯に同じ医師の立ち合いの下、同じ検査キットを使って診断したところ、最初の2回は陽性反応でしたが、「俺はコロナではない」と粘り、再度の検査を求めたところ、3回目も4回目も陰性になったと言います。そのときは、「スペースXの打ち上げに立ち会うため、PCR検査を受けざるを得なかったが、とにかくまるで信用できない」と、検査キット不要論をぶち上げたものです。

 今回はドイツに完成した電気自動車「テスラ」のメガ工場を視察するためのワクチン接種でした。どこのワクチンを接種したのかは明らかにされていません。モデルナとファイザーはメディアからコメントを求められましたが、「ノーコメント」を通しています。

 アメリカの世論調査会社ラスムセンの最新の調査によれば、調査対象になった1,000人のアメリカ人のほぼ半数は「ワクチンが原因で死亡した人が多いと思う」と回答していました。さらに、4分の1の回答者は「個人的によく知っている人がワクチンの副作用で亡くなっている」と答えています。

 アメリカ政府はCDCを通じて、副作用による死亡は「稀なケース」と不安感の払しょくに努めていますが、ワクチン接種をしたアメリカ人の38%は「ワクチンが深刻な副作用をもたらしたとしか思えない」と受け止めているわけです。そうした懐疑的な見方が広がるなか、マスク氏は自らの「死ぬ思い」の体験をツイートしたのみならず、まだ若くて健康そのものだった自分の従弟がワクチン接種直後に心筋梗塞を起こし、病院に緊急入院して、治療を受けており、自分より深刻な状態に陥っていることも明らかにしました。

 実は、マスク氏が買収したツイッターでは、アメリカ政府と大手製薬メーカーからの圧力があり、ワクチンに関する懐疑論や反対論は検閲されてきた模様です。そのことを内部の資料を見て確認したマスク氏は「不都合な真実を明らかにする」と発言。

 ところが、こうした言動は思わぬ余波を引き起こしたようです。実は、マスク氏の父親のエロールは76歳で南アフリカに住んでいますが、エンジニアとして成功しているのみならず、大の女性好きで知られています。マスク氏も父親の血筋を引いているに違いありません。この父親はマスク氏を生んだ母親と別れ、別の女性と再婚しましたが、何と、その女性の連れ子と3度目の結婚をし、2人の子どもをつくったのです。この精力的な父親はマスク氏と同じように、「人口を増やさなければ人類は滅亡する」と元気溌剌ぶりを誇示しています。しかし、マスク氏は、そんな父親には愛想をつかしたようで、「あんな男は父親ではない」と距離を置いていました。

 ところが、状況が一変することに。何かといえば、マスク氏がツイッターの内部情報を明らかにする意向を示すと、マスク氏本人のみならず父親の元にも誘拐や暗殺予告が届き始めたというのです。要は、父親を誘拐し、「父親の命を助けてほしければ、黙っていろ」ということでしょうか。こうした事態を受け、父親は自宅の警備を厳重にしたそうです。マスク氏は愛想を尽かした父親だと語っていましたが、やはり親の命は大切だと、警備に必要な資金を提供したとのこと。

 もちろん、一番、命の危険を感じているのはマスク氏本人であることは論を待ちません。実は、買収したツイッターの経費を削減するため、マスク氏はサンフランシスコ本社の警備会社との契約を解除したばかりでした。早速、警備会社との間で100人のボディーガードを24時間体制で本人の行く先々に配置することにしたようです。

 1億人を超えるフォロワー数を誇るマスク氏ですから、熱心なファンからは「バイデンやトランプではなく、マスク大統領を期待する」との声が高くなっています。とはいえ、ホワイトハウスと製薬メーカーの不都合な関係を知ってしまったマスク氏の前途は多難としか言いようがありません。

 この先、「真実を知った男」の行く末が案じられるばかりです。

 次号「第328回」もどうぞお楽しみに!


著者:浜田和幸
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