2024年12月22日( 日 )

福岡の家裁跡地、来年1月入札~国際競争力あるホテル誘致へ

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 財務省・福岡財務支局は、福岡家庭裁判所跡地(以下、家裁跡地)の競争入札の条件を公示した。入札は、二段階一般競争入札で実施される。

 二段階一般競争入札の大まかな流れは次の通り。

(1)売却対象財産に対して開発条件をあらかじめ設定し、入札参加者から条件を満たす企画提案書の提出を受け付ける。
(2)国が設置する審査委員会において提出された企画提案内容を審査する。
(3)審査通過者のみで競争入札を行い、落札者を決定。

 家裁跡地は大手門1丁目、福岡市地下鉄・空港線の赤坂、大濠公園の両駅から徒歩10分圏内の場所にあり、交通アクセスに優れる。また、福岡市の都心のオアシスでもある大濠公園、舞鶴公園に近い立地特性から、福岡県と市が共同で進めている、両公園の一体的な整備計画「セントラルパーク構想(約80ha)」との相乗効果の発揮が期待されている(「約80haの巨大プロジェクトも進行中 福岡の『セントラルパーク』エリア(前)」)。

 入札に際して提示された希望条件には、観光・MICEの振興に寄与する高い国際的評価を有するホテルブランドの誘致や、先述のセントラルパーク構想を踏まえたうえで、賑わい創出に貢献する緑地・文化芸術と親和性を感じられる交流施設、多様な人材が集うオフィスの導入などが記載されている。

 今後のスケジュールとして、参加申込及び企画提案書を3月1日~8月31日まで受け付け、11月14日に参加者によるプレゼン開催、24年1月18日に審査通過者による競争入札を予定している。
(その他詳細はコチラ⇒現在公示中の二段階一般競争入札物件(売却):財務省福岡財務支局

【代 源太朗】

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