2024年11月23日( 土 )

新社屋完成でさらなる地域のまちづくりを目指す

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(株)末永工務店

末永工務店

積み上げてきた実績と信頼

 (株)末永工務店は初代、末永廣信氏により1957年に創業、67年4月に設立された。現代表取締役社長・正伸氏は2008年2月に、3代目社長に就任している。

 企業としての成長を重視するうえで、売上高ばかりを重視していくとひずみが発生することもあり得る。そうした考えに基づき、営業エリアを福岡市内周辺に絞り、人数に合わせて売上目標を決定してきた。創業以来65年、マンションなど共同住宅をはじめ、戸建、公共施設、神社仏閣、商業施設に至るまで、数多くの実績と信頼を積み上げてきた。とくにRC造の建築を得意としている。

 その一例として賃貸物件の建設など、土地活用を考えている顧客に対して、建築物のコンセプトから計画まで長年の施工で培った企画をつくり、敷地に合わせた配置、間取り、デザインなどを設計担当者がきめ細かく提案する。地元福岡のまちづくりに貢献してきた同社に寄せられる期待は大きい。

耐震性を重視した新社屋

末永工務店 代表取締役社長 末永 正伸 氏
(株)末永工務店
代表取締役社長 末永 正伸 氏

    現在、新本社となる「(仮称)末永ビル」の建設を進めているが、何よりも耐震、安全性を重視した設計となっている。「福岡西方沖地震や熊本地震の際に、本社は大丈夫かと心配したものです」(末永代表)。

 同ビルは、鉄筋コンクリート造で、地上5階建。敷地面積は1,107.30m2、延床面積1,995.50m2の事務所併設共同住宅(賃貸)となっている。4月には新本社として稼働する。共同住宅は、Siempre(シエンプレ)長丘と命名され、全19戸。地元不動産会社の丸善不動産を通じて入居者を募集しており、3月末から入居予定。全部屋が南向きに面し、高速インターネットに無料で接続できる。2区画限定ではあるが、電気自動車(EV)の充電設備も装備されている。

 新本社の竣工が間近となったが、末永代表は、これからの同社を担う人材の育成が急務だという。同社の仕事は、誠実に、丁寧かつ迅速に、親身になって取り組み、完結することで、企画・設計・施工監理、そしてアフターフォローまで自社で行ってきた。このことによって、顧客満足度を高め、信頼を得ることができた。

 「どこよりも高い品質の建築物を適正な価格で提供することに徹してきました。やはり人材が重要です。建築業も40代のエネルギッシュな人材を育てていかなければいけません。メンテナンスを重視しおり、監理技術者の育成が急務です。これからも、当社の仕事を通じて、地域のまちづくりに貢献していきたいと思います」(末永代表)。

 新社屋も完成し、これからの同社の事業構築に注目が集まる。

【近藤 将勝】


<COMPANY INFORMATION>
代 表:末永 正伸
所在地:福岡市南区長丘5-14-1(仮事務所)
設 立:1967年4月
資本金:4,500万円
TEL:092-541-3764
URL:http://www.suenaga-k.co.jp

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