2024年11月22日( 金 )

国際女性デー 権利擁護を訴え、福岡市天神で3年ぶりデモ行進

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 8日、米ニューヨークの国連本部で国際女性デーを記念して「ジェンダー平等のための技術と革新」をテーマにイベントが開かれ、世界各国でも集会などが開催された。

 福岡市の中心部天神では、女性の労働条件改善やLGBTQ(性的マイノリティ)の人権擁護などを訴えて歩くデモ行進と、福岡パルコ前など3カ所にわかれての街頭アピールが行われた。コロナ禍によりデモ行進は3年ぶりの開催となった。

ミモザをもつ参加者
ミモザをもつ参加者

 主催は、女性団体や(労組)からなる「3.8国際女性デー」福岡実行委員会。同実行委員会は、毎年国際女性デーに合わせて、シンボルの黄色いミモザの造花を身に着けながら天神で街頭アピールを行っている。後藤香織・福岡県議会議員(立憲民主党)はじめ県内各自治体の女性議員や、前実行委員長を務めた堤かなめ衆議院議員の公設秘書で、福岡県議会議員選挙に立候補を予定している室屋美香氏など約100名が参加した。

 街頭アピールにおいて、一部の自治体がいまだに同性パートナーシップ条例の制定に消極的な実態を訴える声も上がった。

女性権利擁護を訴える渡辺実行委員長
女性権利擁護を訴える渡辺実行委員長

    デモ後、警固公園において、実行委員長の渡辺美穂・福岡県議会議員(社民党)は「我々が目指している社会は、選択肢が多い社会である。より多くの人たちが幸せになりやすい社会を目指していくことを、改めて認識した。来年はコロナも収束していると思われる。またこの場に皆さんと一緒に集まりたい」と挨拶した。

【近藤 将勝】

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