2024年11月29日( 金 )

警視庁、ガーシー前議員を著名人への脅迫容疑で逮捕状請求

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 16日、警視庁は、当選以来国会欠席を続け「議場での陳謝」の懲罰も拒否したことで、昨日、参議院議員を除名となった政治家女子48党のガーシー前議員(本名、東谷義和)について、動画配信サイト上で複数の著名人を脅迫したなどとして、東京地裁に逮捕状を請求したことがわかった。逮捕状が発布された場合、今後、警察庁を通じて外務省に旅券返納命令を求め、国際刑事警察機構(ICPO)を通じて国際手配の手続きが行われることになる。

 警視庁は1月、暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)や名誉毀損などの容疑で、東京都内などにあるガーシー氏の関係先の家宅捜索を行っていた。

 ガーシー氏は昨年8月、幻冬舎から初著書『死なばもろとも』を出版するなど、芸能界などの裏話を暴露するインフルエンサー、ユーチューバーとしての活動で知られている。

 ガーシー氏はアラブ首長国連邦(UAE)などに滞在し、昨年7月の参院選で当選後、一度も登院しなかった。その理由について、「帰国すれば不当逮捕の恐れがある」「当選しても帰国せず海外で活動すると公約に掲げて当選した」などと主張していた。

【近藤 将勝】

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