【福岡市議選】97人が立候補、女性最多、政令市移行後2番目の多さ
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福岡市議会議員選挙の7選挙区・定数62に対し、現職48人、元職5人、新人44人の合計97人が立候補の届出を済ませている。1972年の政令指定都市移行後では2番目に多い候補者数となった。
コロナ禍で疲弊した地域経済の回復、物価高騰への改善策、見過ごせない少子化問題への対策などをめぐって論戦が展開されている。
選挙管理委員会事務局選挙課は、3月30日現在の選挙人名簿登録者数を公表し、福岡市全体の有権者数が130万467人となり、人口の増加にともない、前回の告示前より3万9,833人増加したことを明らかにした。
東区が(定数12)25万8,344人と最も多く、ついで南区(定数11)21万8,069人、博多区(定数9)20万1,022人となっている。一方、城南区の(定数6)が10万4,859人と有権者数では最も少なくなっている。
ただ有権者数そのものは各選挙区で前回から増加しており、7区のうち前回比で増加数が最も多いのが、東区の1万617人、次に中央区が9,059人、次いで博多区が8,698人となり、他の区では順に、南区4,750人、早良区3,811人、西区1,605人、城南区1,293人となっている。
期日前投票者数も、第1日目4月1日の1万8,751人から同月4日までの累計は7万5,477人となり、前回、19年の市議選挙4日目の累計数6万3,203人と比較して1万2,274人の増加となっている。
筆者が中央区の立候補者の1人に取材したところ、「他の候補者もコロナ禍で疲弊した地域経済の回復や、物価高騰への改善策、少子化問題への対策など、多くの課題解決に向けて同様に考えておられるでしょう。特に何か飛び抜けた争点があるわけではないので、自分が日頃掲げているスローガンを発信して有権者に訴えていくしかありません」と語った。
前回19年4月7日執行の福岡市議会議員選挙では、各区男女の投票率を平均した合計は42.01%であった。
今回も多くの市民が選挙に参加し貴重な一票を投じてもらいたい。
【岡本 弘一】
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