西区でも維新躍進~統一選こぼれ話8
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第20回統一地方選挙の前半戦となる、福岡市議選の投開票が9日に行われた。福岡市内7区における投票率を見ると、西区の投票率は早良区、城南区に次いで3番目に高い、約39%となった。
しかし、前回市議選(2019年)における西区の投票率は約43%。投票率は御多分(ごたぶん)に洩れず低下している状況だ。市民の選挙への関心、政治への期待感が薄れていくなか、それでも存在感を示したのが日本維新の会(以下、維新)だった。
西区では、維新から現職の天野浩(こう)氏(36)が3期目を目指し立候補。28歳で当時最年少での当選をはたしてから8年。維新が掲げる“身を切る改革”の推進(議員定数、報酬の削減など)に孤軍奮闘してきた。
前回市議選では7,181票を獲得し当選。今回の市議選でも同程度の得票数になるだろうと思われていたが、蓋を開けてみれば、前回から1,900票以上積み増し、9,115票を獲得してのトップ当選となった。
選挙運動期間中はのぼりを背負い、駅前で朝立ちを1人で行っていた。ほかの候補者が複数人で行っていたこともあり、随分と寂しい印象を受けたものだが、「隠れトランプ」に代表されるように、支持者は目に見えないということを改めて感じさせられた。
なお、維新は塩生好紀(しおにゅう・こうき)氏(33)が県議選で初当選し、維新としても初となる福岡県議会での議席獲得をはたしている。
【代 源太朗】
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