32名に対して賃金不払いの疑いで書類送検　アサヒシステム

　福岡中央労働基準監督署は5月12日、（株）アサヒシステム（福岡県大野城市御笠川、登記上は熊本市、清水宣宏代表）および同社代表取締役を、最低賃金法違反の疑いで福岡地方検察庁に書類送検した。

　労働者32名に対し、22年5月16日から同6月15日までの1カ月間の定期賃金（合計約913万円）を所定支払日の6月27日に支払わなかった疑い。労働基準法では、賃金は通貨で直接労働者に、その全額を支払わなければならない。また、毎月1回以上、一定の期日を定めて支払わなければならない、などの規定がある。

　アサヒシステムは2000年3月の設立で資本金は1,000万円。栄養補助食品等販売業を手がけている。22年12月期の売上高は約14億5,000万円。

【緒方　克美】