国民民主党、代表選は玉木代表VS前原代表代行の一騎打ちへ
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前原氏も代表選へ名乗りを上げる
26日、国民民主党(以下、国民)の前原誠司・代表代行は、任期満了にともない実施される党代表選への立候補を検討していることを明らかにした。25日に同党の代表選挙管理委員会が立候補予定者説明会を開催したが、そこへは玉木雄一郎代表陣営からも前原誠司代表代行の陣営からも出席があった。同日、玉木代表は国会内で会見。代表選に3選を目指して立候補することを表明しており、前原氏が立候補を決断すれば、玉木代表と前原代表代行による一騎打ちとなる。
玉木氏は記者会見で「党勢拡大を進めるため、代表として引き続きその責務をはたしていきたい」と語りつつ、立憲民主党(以下、立憲)などほかの野党の関係については「政策本位で協力できる政党とは、与野党問わず連携していく」と、自公政権とも政策内容によっては協力する方針であることを強調していた。
親自民か非自民か
玉木氏のこうした考え方をいぶかしむ向きも野党内にはある。今月11日、立憲の岡田克也幹事長が会見で、「本当に国民民主全体の考え方なのか。ちょっと考えにくい」と発言。それに対し、国民の榛葉賀津也幹事長が14日の会見で、「立憲は連合から支持をもらっている。共産党とは相いれないのが連合発足の原点だ。共産との関係が明確にならない限り、交渉のテーブルにつきようがない」と反論していた経緯がある。
自民党への協力を否定しない玉木氏らの方針を支持する党員・支持者もいる一方、地方組織や労働組合のなかには異論もある。前原氏は非共産の枠組みという観点では玉木氏と同じだが、日本維新の会や立憲の一部との連携を重視する立場をとる。
中央のこうした動きについて、同党所属の地方議員の反応はどうなのか。国民所属の守谷正人・福岡県議会議員は、データ・マックスの取材に対し、「選挙となると、親自民か非自民なのかの選択になるが、立憲との考え方の違いもあり、距離を置く玉木代表の考え方も理解できる。玉木代表も前原代表代行も国民民主の2大看板。うまく決着させてほしい」とコメントした。
同党の代表選は、8月21日告示、9月2日投開票の日程で実施される。
【近藤 将勝】
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