2024年07月16日( 火 )

繁栄の根本原理は認識の共有にあり ウェブメディア「企業理念Times」が創刊

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    企業理念ラボを運営するエンカレッジ(株)が、6月1日に新たなウェブメディア「企業理念Times」を創刊した。同メディアは、「みんなで100年企業を目指す」を合言葉に掲げ、経営者に役立つ情報をコツコツと提供することを目指している。

 2016年に発刊され、話題を呼んだユヴァル・ノア・ハラリの『サピエンス全史』の第1部では、認知革命について論じられる。人類は、主観としての認識だけではなく、他人も同じものを認識しているという認識をもつことによって、虚構を共有する能力を身に付けた。この能力こそが、人類のもつ集団としての力を発揮させることに大きく役立ち、今日の繁栄の最初の一歩であったという。

 国家や宗教、貨幣経済に至るまで、物理的に見えない存在を了解することは、人類が7万年をかけて実証した繁栄の根本原理である。ならば、ビジネスにおける企業理念の存在もまた同様ではないだろうか。市場動向に恵まれ、一時の業績拡大はあっても、長期間にわたる経営安定は非常に困難だ。しかし、大勢の顧客や従業員と関わりながらビジネスを拡大するためには、認識を共有するための企業理念が不可欠である。

 新たに創刊された「企業理念Times」では、事業承継、M&A、人材採用、幹部育成、ブランディングなど多岐にわたる話題を扱いつつも、「ほかでは読めないニッチでディープな内容」に重点を置いているのが特長だ。先達の企業が理念をどのようにビジネス現場で活用しているのか。編集長には、ビジネス書の編集に携わった経歴をもち、さらにニュースメディアの編集長も務めた鈴木円香氏が抜擢された。月1回、「これは必読!」といった記事を提供し、経営者をエンカレッジする情報発信を続ける姿勢を示している。

【児玉 崇】


▼企業理念Times▼
https://rinen-lab.encourage-inc.jp/times

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