放生会、クライマックスの放生神事迎える
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毎年9月12日に開催される筥崎宮(福岡市東区)の放生会は、本日18日をもって幕を閉じる。期間中は雨に見舞われた日もあったが、最終日は天気に恵まれ、多くの参拝者が参道を埋めた。放生会は八幡神の神事で、生命を慈しみ、殺生を戒める。筥崎宮では延期19年(919年)に始まったとされ、1096年の歴史を誇る。
最終日の午後2時からは、放生会のクライマックスである稚児行列、そして放生神事が執り行われた。華やかな兜や衣装を身にまとった地元の園児たちが、参道を歩いて境内に入り、御本殿で子どもたちの健やかな成長を祈る育成祈願祭へと続いた。
放生神事にあたり、田村邦明権宮司は「これからの世の中を担う若いお子様方、これからもしっかりと命を輝かせて素晴らしい人生を送っていただきたいと思う」と挨拶。子どもたちは絵馬殿前の池で鯉の稚魚を、特設ステージで鳩を、「1、2、3、放生!」の掛け声とともに一斉に放った。その後、福岡の企業13社が奉納したお菓子を受け取り、嬉しそうに帰っていた。今年はまだ放生会に行っていないという方は今夜、足を運んでみてはいかがだろう。
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