全国初!手のひらサイズの市役所 DX活用のまちづくり進める佐賀市
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佐賀市のDX推進
佐賀県の県庁所在地である佐賀市では現在、2021年10月に就任した坂井英隆市長の下でさまざまな行政改革を進めている。そのなかで、とくに力を入れていることの1つが、佐賀市のDX推進だ。
DX推進の手始めとして、市長を本部長とする佐賀市DX推進本部を設置し、22年3月には「佐賀市DX推進方針」を策定。さらに同年7月には、「佐賀市スマートシティ 宣言」を行った。同宣言は「市民サービスDX」「防災DX」「子育て・教育DX」「産業DX」の4つを柱に、デジタル技術が活用できるすべての分野において、行政・地域・市民が一体となって佐賀市版DXをさらに強力に推進していくことで、地域経済の活性化を図るほか、暮らしや生活をより便利かつより快適にし、そして多様で柔軟な働き方ができるような「スマート・ローカル!SAGACITY」の実現に取り組んでいくもの。具体的には、パソコンやスマートフォンで、自宅で便利かつ簡単に手続きができるオンライン市役所や、ICTを活用した経済DX、AI・IoTを活用した持続可能な農林水産業などの実現を目指していくとしている。
佐賀市の情報をスマホ1つに
その佐賀市のDX推進のなかで、目玉の1つといえる取り組みが、今年4月からスタートさせた佐賀市公式スーパーアプリ「SAGACITY」だ。“手のひらサイズの市役所”を謳った同アプリは、暮らしに役立つ便利な情報が届いたり、オンラインで手続きができたりするほか、ごみカレンダーや防災・防犯情報の確認、窓口待ち人数の確認、施設予約など、複数の便利な機能を集約しているもの。4月にベータ版がリリースされた後、6月に佐賀市プレミアム付地域振興券との連携などの新機能を追加するバージョンアップと正式リリースがなされた。
こうした同アプリを含めた佐賀市のDX関連の取り組みは、デジタルを活用した地域課題の解決や魅力向上を実現するための国庫補助「デジタル田園都市国家構想交付金(デジタル実装タイプ)」のデータ連携基盤型(TYPE2)で採択を受けているが、このTYPE2での採択は九州では佐賀市だけだ。
「市民サービスなどのDX化などを進めることで、“住みやすさ”などの田舎としての佐賀の良さと利便性とが共存する『リッチ・ローカル 佐賀市』を実現していきたいと思います」(坂井市長)。
【坂田 憲治】
▼佐賀市公式スーパーアプリ「SAGACITY」
https://links.odm.sagashi-superapp.city.saga.lg.jp/download/法人名
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