2024年11月24日( 日 )

社員の自己実現を支援する社風をつくり上げ、子どもや孫たちが働きたいと思える企業に

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(株)リオス

家族への熱い想いの延長に生まれた
数々の実績

 2021年に設立から半世紀を迎え、商号を第一電建(株)から(株)リオス(RIOS)に改名。同社は新時代に向けて躍進する企業として、自らの理想像をはっきりと世に示した。新社名リオスの意味するところは「Rise On Shine」の頭文字だ。直訳すれば「日が昇る」という意味だが、そこにはもう1つ「輝きが増す」という特別な意味も込められているという。

(株)リオス 代表取締役社長 高山幸治 氏
(株)リオス
代表取締役社長 高山幸治 氏

    代表取締役社長・高山幸治氏は新生リオスについてこう語る。「私たちが掲げる企業メッセージは、まちひと、かがやくです。私たちに深く関わる電気にたとえるならば、街灯で街を照らす、照明で部屋を明るくするといったことが連想されるでしょうが、単に視覚的に明るくするだけでなく同時に人々の心も明るく輝かせたい、という想いが込められています」。加えて、「この会社で働いて良かった」「この会社に依頼して良かった」「リオスという会社がこの街に存在して良かった」などと思ってもらえる企業でありたいと語る。お客さま、社員、地域社会の三方よしの状態が同社の目指す姿だ。

 リオスの前身である第一電建は1971 年に住宅、ビル、店舗の施工を中心とした「電気の修理屋」として創業している。先代の高山幸夫氏がたった1人でスタートし、懸命に日々の仕事に取り組み紡いできた。始まりはどこの町の片隅にもある会社だったに違いない。

 幸治社長は幼少のころから家業を手伝う機会があり、修理屋の仕事の苦労もやりがいも身近に見てきたという。父親は時には命懸けとも思えるような過酷な仕事で家を長く空けることもあり、父親代わりとして幼い兄弟たちを守ってきた。家族を守るために努力を惜しまない父親の背中を間近に見てきたからこそ、父親の会社をより立派なものにしたい、自分の力できっと盛り立ててみせると考えたことが企業経営者としての出発点になったという。そのエピソードから見えてくるのは、企業メッセージがリオスの姿勢を描いたものであると同時に、幸治氏の父や家族への溢れんばかりの熱い想いだ。

 幸治社長は2009年の就任以来、その想いを次々とカタチにしていく。屋内・屋外電気工事、空調設備、電気通信設備工事を幅広く手がけ、多くの同業他社が人件費削減を目的として雇用形態を多様化させるなか、流れに逆らい、積極的な正社員雇用を継続している。売上が横ばい傾向の電気工事業界においてほぼ毎年となる増収を達成してきたことは驚きに値する。21年の中小企業経営力評価において福岡県の数百社のなかで最高評価点を取得したことからも、同社の実力が抜きん出ていることがわかるだろう。

本社(福岡市博多区井相田)
本社(福岡市博多区井相田)

採用現場から見えてくる、
リオスの無限のポテンシャル

 リオスはこうした輝かしい実績を築き上げるために、どんな施策を実行してきたのか。 特筆すべきはリオスで活躍する人材を育てるためのよく練られた企業マインドづくりだろう。たとえば新卒の採用では内定までに5度におよぶ接触の機会を設ける。そこで徹底的に繰り返されるのは同社の理念の伝達だ。採用される側もする側も互いを見極め、リオスと入社希望者の理念がマッチするかどうか問いかけていく。かなり労力を必要とする採用方式だが、同社はここで手を抜かない。こうすることにより、ミスマッチが起きにくくなることもさることながら、入社希望者は将来へのイメージを具体的に抱けることになるからだ。これは若者にとっては理想的なステップだ。入社後は各自が自身の目的に向かって自発的に取り組むことになる。この厳しい選考をくぐりぬけた学生はアソシエイトとして入社し、幹部候補生としての道を歩むことになるというから、人財の判断基準はかなりの高レベルのものであることがわかる。

1人ひとりの社員がそれぞれの自己実現を目指して働く
1人ひとりの社員が
それぞれの自己実現を目指して働く

    「年齢や社歴にかかわらず社員1人ひとりの自己実現を支援する社風をつくり上げることで、社員の子どもや孫たちまでもがここで働きたいと思ってもらえる、そんな企業を目指しています。だからこそ、今いる人財、これから現れるであろう人財には私たちの想いに共感してもらいたいと考えています」。同社では社員教育の一環として社長自らが講師となって毎月の研修会を実施するほか、社長塾と呼ばれる独自の幹部・幹部候補生のスキルアップ研修やオンラインを活用した勉強会や情報交換の場を設けるなど、理念浸透のための努力を怠らない。社員が一丸になることこそ企業として飛躍するために必要不可欠と捉えているからだ。

 同社を単に電気工事、インフラ工事の会社という枠で捉えてはならない。企業としての理念に共感し、ともにあるべき方向を見据えて行動できる人財が集えば、この先大きな社内イノベーションが起こり、その姿はさらに大胆に変化していくかもしれない。そうした可能性を十分過ぎるほど有しているのがリオスという企業だ。

地域の人々と絆をつくるための
具体的で愉快な取り組み

 同社が理念の1つとして掲げる「ひとが輝く」の意味は伝わっただろう。最後に「まちが輝く」というメッセージについても述べておく。リオスが単に文言を掲げるだけではなく、企業として地域の人々とたしかな絆をつくるために具体的な取り組みを行っていることは、同社が本社を置く博多区井相田地域に住む人たちにはよく知られている。

 11年から毎年開催しているリオスフェスタがその一例だ。福岡県内外から約3,000人という大勢の人々が集まるこのイベントでは、高所作業車体験コーナー、抽選会やキャラクターステージなどが催され、来場者にはまるで地域のお祭りのような感覚で親しまれているという。フェスタで何を行うかは社員たちが企画し、運営も社員たちの力でやる。地域住民に喜ばれることはもちろん、社員にとっても地域住民と交流を深め一緒に楽しむ時間となる。また、同時に会社の存在意義を体感する機会となる。地域の人々に身近な存在としてリオスが愛されることは、さらに同社の未来を拡げる力になる。


<COMPANY INFORMATION> 
代 表:高山 幸治
所在地:福岡市博多区井相田2-8-15
設 立:1971年6月
資本金:2,000万円
TEL:092-588-2260
URL:https://www.rios-group.co.jp

<RECRUIT> 
募集職種:営業、施工管理者、事務
応募資格:新卒・中途、経験問わず
採用予定:2023年度/8人(内新卒6人)
問合せ先:092-588-2260
採用担当:百武
URL :https://www.rios-group.co.jp/recruit


<プロフィール> 
高山 幸治
(たかやま・こうじ)
1974年福岡県生まれ。2009年、電気工事やインフラ整備をメイン事業とする第一電建(株)(現・(株)リオス)の代表取締役社長に就任。現在に至る。

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