2024年08月27日( 火 )

「中小企業こそ知財戦略、DX」フォーバルが加藤合同国際特許事務所とセミナー

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 経営コンサルの(株)フォーバル(東証プライム)は22日、加藤合同国際特許事務所(福岡市博多区)と共同で「知財戦略とDX」に関するセミナーを開催した。

フォーバル九州支社長・西田圭吾氏
フォーバル九州支社長・西田圭吾氏

    セミナー冒頭、フォーバルの九州支社長・西田圭吾氏は、「物価高や生成AIの登場で、経営環境は目まぐるしく変化している。今回のテーマである知的財産とDXには、中小企業が企業戦略において差別化を図るためのヒントが隠れている。明日からの経営に取り入れていただければ」と話した。

加藤合同国際特許事務所 加藤久氏
加藤合同国際特許事務所 加藤久氏

    セミナーのスピーカーは、加藤合同国際特許事務所から会長で弁理士の加藤久氏、所長で弁理士の南瀬透氏、フォーバルGDXリサーチ研究所・所長の平良学氏の3名。南瀬氏は、「知財の保全を図らなかった結果、同等商品を外国企業に丸々置き換えられ、注文が入らなくなることもある」といった知財戦略の重要性について、具体例を交えながら話した。

加藤合同国際特許事務所 南瀬透氏
加藤合同国際特許事務所 南瀬透氏

    加藤氏は、「すばらしい知財があるにも関わらず経営に生かせていないケースをこれまで数多く見てきた。侵害されて初めて知財の価値に気づく経営者も少なくない。知財に関わって30年になるが、これまで支えられてきた感謝の意味も込めて、数年内をメドに事業化支援サービスを開始する。我々の事務所への相談も『こういうもので特許をとりたい』というものが多いが、『うちの会社にはこういう技術がある』というところから相談いただければ(と考えている)。隠れた価値を見出し、経験を生かして適切なところとマッチングする、そういったサービスにしていく」と話した。

フォーバルGDXリサーチ研究所 平良学氏
フォーバルGDXリサーチ研究所 平良学氏

    平良氏は、フォーバルでのコンサルティング経験から、伸びる会社とそうでない会社の違いや、重視すべき指標、DXに関するコンサルティング実績などについて実例を交えて話した。

【永上 隼人】

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