2024年11月05日( 火 )

ふくおかフィナンシャルグループの3行と「業務連携・協力に関する覚書」を締結

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(独)国際協力機構(JICA)九州センター

(左から)猿渡三郎・(株)十八親和銀行ソリューション営業部部長、吉成安恵・JICA九州センター所長、三溝尋紀・(株)福岡銀行グローバルソリューション部部長、上野仁敬・(株)熊本銀行ソリューション営業部部長
(左から)
猿渡三郎・(株)十八親和銀行ソリューション営業部部長、
吉成安恵・JICA九州センター所長、
三溝尋紀・(株)福岡銀行グローバルソリューション部部長、
上野仁敬・(株)熊本銀行ソリューション営業部部長

 (独)国際協力機構(JICA)九州センターは、ふくおかフィナンシャルグループの(株)福岡銀行(福岡市)、(株)熊本銀行(熊本市)、(株)十八親和銀行(長崎市)の3行と「業務連携・協力に関する覚書」を締結、9月13日に北九州市のJICA九州センターで締結式を開催した。

 JICA九州は同覚書について、日本で最大規模を誇る地域金融グループが手を取り合い、優れた製品・技術などを有する中小企業等の海外展開を支援することにより、開発途上国の課題解決と九州の地域活性化を図ることを目的とするとしている。

 今回の連携について、主な内容は以下の3点。

 (1)海外展開を志向する各行取引先企業に対して、JICA「中小企業・SDGsビジネス支援事業」の活用による途上国進出支援
 (2)開発途上国のビジネス環境および地域内中小企業の事業活動等に関する情報共有など
 (3)企業向け海外展開セミナー・相談会の共同開催

(独)国際協力機構(JICA)九州センター ふくおかフィナンシャルグループの3行と「業務連携・協力に関する覚書」を締結    JICA 九州は今後も地域金融機関との連携により、中小企業等の技術を活用した途上国の開発課題の解決、海外ビジネスを展開するお取引先、地域企業へのサポートによる地域活性化の取り組みに注力するとしている。

 本締結を受け、吉成安恵・JICA九州センター所長は次のようにコメントしている。

 「金融と国際の2つのプロフェッショナル集団のパートナシップ強化を図り、地域経済活性化のみならず、国内外で共通する気候変動や経済格差拡大等の社会課題解決へのインパクトも目指したいと思います。多様なパートナーとの協働を通じ、大きな時代の変革期において、持続可能な未来を築くために新しい資本主義の潮流を九州から生み出していけるものと確信しています」。

 なお、『I・B』でもJICAおよび同機構の「中小企業・SDGsビジネス支援事業」に採択された九州の企業に取材を行い、その事例を紹介するとともに、「NetIB-News」において同事業の申請に関する情報などを発信している。

【茅野 雅弘】

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