ターゲットに訴求するには色を変える!
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今回も「30代×女性の購買行動」に着目した販促施策について、「デザインと色」という観点からお話をしていきます。自分の好みで広告に使用する色を決めるのではなく、ターゲットを明確にして、色の選び方を工夫しましょうという話です。
下の画像は、当社でデザインさせていただいたもので、福岡にある賃貸店舗で使われているものです。福岡は女性の比率が約7割といわれており、女性の集客が非常に重要となります。そのため、この画像のように、女性の好むピンクやパステルカラーを使い、女性スタッフの写真を表に出すことで、「安心してお部屋探しができますよ」とアピールしているのです。
住宅会社さまの事例でいうと、下の画像のように、販促物一式をピンクで統一した事例もあります。また、女性は「お得さ」ということに目が行きやすい傾向にもあります。こちらは低コストを強みにしていた会社さまでしたので、のぼりに数字を大きく打ち出すなどをして、「ピンク×デザイン」のもっている性質も生かした、このような装飾をご提案させていただきました。
こうすると、男性は近寄りづらくなるかもしれないのですが、女性に「ちょっと見てみようかな」と感じていただくことが重要なのです。そのため、やはりこういったかたちでしっかりターゲットを絞り込んで、装飾施策を行っていくことが欠かせません。
次に、採用合同説明会の装飾についてもお話しします。こちらの会社さまはコールセンターでの女性採用をメインにお考えでした。ただ、採用では「女性採用」を謳えませんので、このように色で見せることによって、女性を集客しているということをアピールしました。右にある女性の現場監督さんのような等身大パネルも、どんどん女性を活用していきたいというところで、男性だけではなく「女性も入ってもいいんだ」ということを伝える意図でした。
ターゲット客と色の掛け合わせで、訴求力は変わってきます。ぜひ参考にしてくださいね。
<プロフィール>
山本 啓一
(やまもと・けいいち)
1973年生まれ。大学に5年在学し中退。フリーターを1年経験後、福岡で2年ほど芸人生活を送る。漫才・コントを学び舞台や数回テレビに出るがまったく売れずに引退。27歳で初就職し、過酷な飛び込み営業を経験。努力の末、入社3年後には社内トップとなる売上高1億円を達成。2004年、31歳でエンドライン(株)を創業。わずか2年半で年商1億2,000万円の会社に成長させる。「エッジの効いたアナログ販促」と「成果が見えるメディアサービス」でリアル店舗をモリアゲる「モリアゲアドバイザー」として、福岡を中心として全国にサービス展開中。月刊誌 I・Bまちづくりに記事を書きませんか?
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