2024年11月24日( 日 )

官製談合の疑い 宮崎県串間市の副市長ら5人逮捕

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 宮崎県串間市が発注した公共工事に関する指名競争入札をめぐり16日、副市長や設計会社の支社長ら合わせて5人が官製談合防止法違反などの疑いで逮捕された。

 逮捕されたのは、串間市の副市長・福添忠義容疑者(80)、串間市の大王工業代表取締役・堀口三千年容疑者(73)、福岡市の(株)久米設計九州支社長・高崎強容疑者(56)、同社OB・平野満哉容疑者(66)、設計会社ランドブレイン社員・喜多竣平容疑者(34)の5人。

 警察によると、福添副市長は、市の発注する消防庁舎の新築工事の設計業務に関して今年4月に行われた指名競争入札をめぐって業者と共謀し、参加業者の選定を久米設計に有利な案にしていたとして、官製談合防止法違反と公契約関係競売入札妨害の疑いがもたれている。

 また、警察は捜査に支障があるとして、5人の認否については明らかにしていない。実際の入札では久米設計も参加したものの、別の業者が8,400万円(税抜)で落札。事前公表の予定価格は1億577万8,000円で落札率は79.41%だった。

【寺村朋輝】

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