読者からご意見～逓信病院譲渡方式は秘密裡に！！

　読者からご意見メールをいただいたので、以下に紹介する。

　私は福岡逓信病院の動向に注目を持っているので、日本郵政に質問してみた。

【質問】仙台、神戸、新潟の逓信病院と同じく、福岡の逓信病院も譲渡予定なのか？
【回答】逓信病院は全部で14あるが、すべて譲渡することはない。仙台、神戸、新潟の逓信病院は、総合的に判断して譲渡することになった。

【質問】仙台、神戸、新潟の逓信病院は、どのような方法で譲渡したのか？
【回答】医療法人に案件を紹介、お声掛けする等の方法をとった。入札公告のような方法ではない。いずれにしても、福岡の逓信病院の譲渡予定はない。

（回答者　日本郵政　病院管理部）

　内々で譲渡しているんですね。またしても、グレーな日本郵政、少し驚きました。

（以上）

解説

　読者の指摘している３カ所の逓信売却は、2015年４月１日に実行されている。

（１）仙台逓信病院の事業譲渡先　　医療法人財団明理会（本部：東京都板橋区）
　　　新病院名称：イムス明理会仙台病院

（２）新潟逓信病院事業売却先　　社会医療法人新潟臨港保健会（本部：新潟市東区）
　　　新病院名称：新潟万代病院

（３）神戸逓信病院の譲渡売却先　　医療法人社団南淡千遥会（本部：兵庫県南あわじ市）
　　　新病院名：神戸平成病院

　日本郵政（株）は上場を準備している。採算性のない事業を売却するのは当然である。ただし、入札を図って高く売却するのが当然なはずだが、読者のご意見から察すると『まるで透明性ゼロ』の方式だ。疑念が残る。
　このネットIB上でも既報済みであるが、福岡市においても中央区薬院にある福岡逓信病院の動向が注目されている。ブローカーが『20億円で買える』と持ちまわっているとも聞く。現実、水面下では各病院グループの激烈な綱引きが行われているのは、事実である。

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