2024年11月24日( 日 )

佐賀玉屋、京都市の総合不動産企業へ全事業を譲渡へ

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
法人情報へ

 佐賀県唯一の百貨店、(株)佐賀玉屋(佐賀市、田中丸雅夫代表)が、全事業を譲渡することが分かった。

 事業譲渡先は総合不動産企業の(株)さくら(京都市下京区、浅井政則代表)。不動産の売買・管理のほか、ホテルや飲食事業などの開発も手がける。

 佐賀玉屋の今後については、佐賀玉屋の名称のまま百貨店の営業は継続し、パートを含む従業員140人の雇用も当面は確保される模様。時期は未定だが、百貨店の売場を南館に集約して、老朽化した北側の本館を取り壊し、複合施設ビルの建設を検討しているという。

 佐賀玉屋は1806年創業、1933年に佐賀玉屋が開店し、12月17日で90周年を迎える。

 なお、同社については既報の通り、コロナ禍後の売上の大きな落ち込みと回復状況の厳しさを伝えるとともに、今後の行方を注視していた。

【寺村朋輝】

▼関連記事
【SIC】顧客層の高齢化、コロナ禍後の回復に向けた正念場

関連記事