2024年07月17日( 水 )

自見英子万博担当大臣が二階派に退会届を提出

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自見英子大臣
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    自民党派閥の政治資金問題で、自民党二階派に所属する自見英子万博担当大臣は、本日、22日午前11時過ぎに開いた記者会見において、二階派に退会届を提出したことを明らかにした。

 自見氏は「国民の皆さまの真摯な声にしっかりと耳を傾け、そして私政治家としての判断といたしまして、総合的に考えた結果、職責を全うするにあたって必要な判断」と語った。また「個人の判断として退会を決断した」ことも明らかにした。

 東京地検特捜部は政治資金問題をめぐり、19日に安倍派と二階派の事務所の家宅捜索を行っているが、自見氏は派閥パーティー収入のキックバックを受けたことは「ない」と断言。「今後も内閣の一員として首相を支え、引き続き担当の職務に全力を尽くしたい」と述べ、辞任は否定した。

 林芳正官房長官は同日の会見で、自見氏について「担当する行政の課題にしっかりと取り組んでおられる」「引き続き職責をはたしていただく」と述べた。

 政治資金問題をめぐって閣僚全員が辞任した安倍派と、派閥離脱というかたちにせよ内閣にとどまった二階派の政務3役(大臣・副大臣・政務官)の扱いの差に自民党内には不満の声もきかれるが、辞任ドミノが続けば、「内閣がもたない」との岸田首相の政治的判断があることは間違いない。

【近藤 将勝】

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