2024年11月24日( 日 )

コーセーアールイー、24年1月期決算 やや減収だが利益は横ばい

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 3月14日、(株)コーセーアールイー(福岡県福岡市、諸藤敏一代表)は24年1月期の連結決算を発表した。それによると、売上高は101億6,200万円(前期比7.6%減)、営業利益は16億1,800万円(同0.8%減)、経常利益は18億2,900万円(同0.8%減)、当期純利益は12億6,200万円(同0.2%増)と、やや減収で利益は横ばいとなった。

 決算要因について同社は、世界的な金融の引き締めやエネルギー価格の高騰等の影響を受け、分譲マンション業界では建築コストの高止まりや住宅ローン金利の上昇が見られたことが、販売に影響したとしている。

 主な事業別業績では、ファミリーマンション販売事業が売上高 30億8,425万円(同49.9%減)、セグメント利益 2億4,990万円(同71.9%減)と前期比で大幅な売上高減少を見せた一方で、資産運用型マンション販売事業が売上高 63億7,303万円(同52.7%増)、セグメント利益 15億8,425万円(同74.7%増)と売上高・セグメント利益ともに大幅に増加した。

 25年1月期の業績予想については、売上高は92億円(同9.5%減)、営業利益は3億400万円(同81.2%減)、経常利益は4億1,300万円(同77.4%減)、当期純利益は2億7,900万円(同77.9%減)で、減収減益を予想している。

 予想の背景には、今後の分譲マンション業界の見通しとして、現時点では低金利政策の下支えがあるものの、物価の上昇・人手不足などの要因により建築コストは高止まりの傾向にあり、住宅ローン金利も含めたマンション購入費用の値上がりも懸念されることを踏まえたものと見られる。

【寺村朋輝】

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