2024年11月22日( 金 )

博多駅筑紫口の「コネクトスクエア博多」が竣工

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
法人情報へ

 九州旅客鉄道(株)(JR九州)を代表企業とし、福岡地所(株)、(株)麻生を構成員とする企業グループが開発を進めていた「コネクトスクエア博多」(福岡市博多区)が15日、竣工した。福岡東総合庁舎敷地有効活用事業として開発していたもので、福岡市が官民連携で推進する「博多コネクティッド」における一翼を担う。

 建物は鉄骨造(一部RC造、SRC造)で、地上12階、地下1階、延床面積2万1,442.91 m2。博多駅筑紫口すぐの立地で、1階が飲食店舗、2~3 階が福岡県博多県税事務所、4~12 階が一般オフィステナントで構成される。

 筑紫口中央通りに面したピロティ広場は、博多まちづくり推進協議会と連携した様々なイベント利用に対応し、筑紫口エリアの賑わいの繋がりに寄与する。「都心の森1万本プロジェクト」に参画しており、広場や歩行空間には花や緑、ベンチを配した。

 エントランスホールの内装には、福岡産の木材を利用し、CO2固定化による環境負荷の軽減、建物屋上には太陽光発電設備を設置し、地球温暖化対策に貢献するとしている。

 建物には揺れを低減させる制振ダンパーを設置し、地震時の安全性を確保。非常用発電機は72時間(3日間)稼働分の燃料を確保するほか、建物内の防災備蓄庫には緊急時の食糧・飲料水・毛布などの生活必需品を3日間分常備するなど、災害対策の充実も図っている。

【田中 直輝】

関連記事