2024年07月16日( 火 )

戸上電機製作所、2024年3月期の決算発表 増収増益

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 10日、(株)戸上電機製作所(本社:佐賀市、戸上信一代表)は2024年3月期の連結決算を発表した。それによると、売上高は267億3,100万円(前期比7.8%増)、営業利益は27億200万円(同53.4%増)、経常利益は30億3,700万円(同44.1%増)、当期純利益は20億9,500万円(同46.2%増)で、増収増益となった。

 主な決算要因としては、電子制御器は取引先各社において在庫調整が行われたことなどにより売上が減少したものの、配電用自動開閉器、配電盤およびシステム機器、プラスチック成形加工事業、金属加工事業などいずれも好調だったなかで、とくに配電用自動開閉器が好調で、次世代型への更新需要の拡大や配電設備の取付工事の推進などにより、セグメント売上高が121億9,300万円(同15.8%増)となったことが大きく貢献した。また、利益面においては、価格改定を実施したことが利益に反映したとしている。

 この期の業績向上は、主力製品の価格改定とコスト削減努力が寄与した。とくに、DX推進とムダの廃除による全社的な業務効率化が経常利益増加の背景にある。

 来期(25年3月期)の業績予想については、売上高は268億円(前期比0.3%増)、営業利益は25億円(同7.5%減)、経常利益は27億円(同11.1%減)、当期純利益は18億5,000万円(同11.7%減)で、減益を予想している。

【寺村 朋輝】

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