「ご縁をカタチに、大変を楽しむ」 児玉史f park company代表
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人とのご縁をかたちに
中央区清川1丁目のビル1階。その奥まった場所に「茶屋」(正式には「Tyaya THE park」)と名付けられたスペースがある。
5月初旬にオープンし、お茶やコーヒーのほか、抹茶のアイスクリームなどを提供するカフェである。ビルのオーナーが経営している水耕栽培のラボとガラス張りで隣接していることなどから、緑を強く感じられる癒しの空間である。
そこが児玉史f park company代表が、独立に際して「自分の城」として選んだ場所だ。「f=福岡」「park=公園のように、人が集う場所・空間をつくる事業」との思いを込めて社名とした。
清川地区は夕方から深夜にかけて営業する飲食店が多い一方、日中にホッと一息をつける店舗は少ない。そのため、近隣で働く人たちが癒しや会話を求めて来店したり、コワーキングスペースとして利用するケースがあるという。
近隣には近年、ホテルが増えている。そのため、「インバウンドのお客さまがお昼時に散歩がてらに気軽に立ち寄れる場所として、近隣ホテルとこのスペースを利用してもらうためのプランづくりもしているところです」と児玉さんは話す。
天神や博多周辺などでクリスマスアドベントを開催している(株)サエキジャパンで7年にわたり、佐伯岳大代表氏の片腕として働き独立。事務所探しやこのホテルとの連携も、前職での人との出会いから派生したもの。今後、「人とのご縁をかたちにする」事業を展開したいという。
福岡で日韓交流を促進
児玉さんにはこれから大仕事が控えている。「korean food Town」という韓国料理を福岡市民に紹介するイベントで、韓国と交流のある関係者から、「日韓の交流が進むなか、韓国を訪れる福岡市民・県民がほかの都道府県より少ない」との相談を受けたことで動き出したという。
地理的に近い福岡と韓国。とくに若者を中心とする韓国ブームに商機を見出し、自らが企画・運営するイベントとして、今年は限定的に、来年はより本格的に市役所広場や博多駅前で開催するべく動いている。
「大変だったけれど楽しかったサエキジャパン時代。その経験を生かし、人と積極的に関わり“大変さ”を楽しく感じられる会社づくりをしていきたい。微力ながら社会貢献ができる事業を目指してまいります」と、笑顔で抱負を語った。
<COMPANY INFORMATION> 代 表:児玉史 所在地:福岡市中央区清川1-12-4-1F E-mail:f.kodama@fparkcompany.jp
【田中直輝】
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