空き家増加抑止へ「住まいのエンディングノート」公表 国土交通省
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国土交通省は、放置空き家の発生を防ぐため、家族で住宅の先々の在り方について話し合うきっかけにすることを目的とした「住まいのエンディングノート」を作成、21日に公表した。
空き家は、適切に管理せずに放置すると、建物や敷地の状態が悪化し資産価値が下がるほか、周辺の住環境にも悪影響がおよぶ。また、権利関係が複雑なケースがあり、売買や取り壊しがスムーズに進まないことも多く、放置される空き家が増えている。
このような状況を改善するためには、住宅を相続する(した)人が判断しやすくなるよう、それに関連する情報を伝えることや、あらかじめ住宅を将来どうするのか、家族間で話し合い、行動を先延ばしにしないことが大切になる。
住まいのエンディングノートは、建物・土地の所有の状況、これらを将来どうしたいかなどの情報を住宅の所有者が記入できるもので、家族間で住宅の将来について考えるきっかけとして活用することを狙いとしている。
第2部として、「住まいの将来を考える際に知っておきたいこと」という相続などに関する情報も記載。住宅の「活かし方」「しまい方」に関する制度や手続への理解を深めるために活用してもらえるようになっている。
空き家数は900万戸に拡大
総務省が4月30日に発表した「2023(令和5)年住宅・土地統計調査 住宅数概数集計(速報集計)結果」によると、23年10月1日現在における日本の空き家数は900万戸で、18年(849万戸)と比べ51万戸増加し、過去最多となっていた。また、総住宅数に占める空き家の割合(空き家率)は13.8%と、前回調査(13.6%)から0.2ポイント上昇し、これも過去最高となっていた。
【田中直輝】
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