2024年12月26日( 木 )

イオン九州 九大・福津市と共同開発の「蓄養サザエ」の試食・販売会実施

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 イオン九州(株)と九州大学大学院生物資源環境科学付属水産実験所は、共同開発した「蓄養サザエ」の試食会、試験販売会を行う。

 地球温暖化などによる海洋環境の急激な変化で漁業への影響が深刻化しており、水産物の漁獲量が減少している。こうした現状を受け、持続可能な漁業の実現のために、福岡県福津市を含む3者が地域発の新たなブランド水産物の開発を目指し取り組んでいたもの。

 具体的には、イオン九州は昨年12月から市内にあるイオン福津店とマックスバリュ福間駅前から出るキャベツの外葉をサザエの餌として提供し、蓄養サザエの呈味成分分析に協力していた。

 キャベツの外葉に加え、市内の学校給食などで生じた廃棄昆布をサザエに給餌し、アミノ酸分析を実施した結果、蓄養サザエは身の味が濃く、甘くなっていることが判明したという。

 試食会は10日午前11時から正午まで九大水産実験場(津屋崎4丁目)で、試験販売会は13日午前10時からイオンモール福津1階イオンバイク前スペース(日蒔野6丁目)で行われる。

【田中直輝】

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