「人と人とのつながり」を大切に、企業と外国人技能実習生をマッチング
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ヒューマンブリッジ(協)
さまざまな業種・業界で人手不足が叫ばれて久しい昨今、外国人技能実習生の存在は、日本企業にとって貴重な“戦力”として認知されている。しかし、言語や文化の違いや双方のニーズの差異に起因してマッチングの齟齬が起き、トラブルに発展するケースもしばしば聞かれる。そうした齟齬を極力防ぎながら、外国人技能実習制度を通じて、人材育成および諸外国との友好関係の創造や日本企業の事業の発展の一助となるべく、2019年2月に設立されたのがヒューマンブリッジ(協)だ。
同組合では各国の機関と協定を結び、そのなかから厳しい審査に合格した真面目で優秀な人材の受け入れを実施。技能実習生たちの生活・衛生・安全面の指導、日本語教育、相談の受け付けはもちろん、受け入れ企業と技能実習生間の通訳なども行っている。設立からすぐにコロナ禍の発生の影響で実質的な事業の停滞を余儀なくされたが、23年5月の新型コロナの5類移行を受けて再始動。「我々は『人と人とのつながり』を大切にしながら、きめ細かいサービスを提供しており、設立からこれまでに延べ200名ほどの外国人技能実習生と日本企業との縁をつなぐお手伝いを行ってきました」と、同組合の代表理事・日高恵美氏は語る。
現在、同組合では主に中国やベトナム、インドネシアの送出機関との提携を実施。ただ、外国人技能実習生のトレンドの変化なども逐次把握している同組合が、今後力を入れていきたい国はミャンマーだという。「ミャンマーは仏教国ということもありますが、とても真面目で純粋な人々が多い印象です。日本企業との親和性も高いと思いますし、ぜひ力になっていきたいですね」(日高氏)。
外国人技能実習生は今や、日本企業にとってもなくてはならない存在だ。だが、巷では現実問題として、企業側の人権蹂躙や約束の不履行、外国人側の失踪や勝手な離職・帰国などの話もよく聞かれる。そうしたお互いが不幸になる事態は極力避けたいところであり、同組合ではそうしたミスマッチの発生を未然に防ぐべく、関係機関との調整も綿密に行っている。
「企業側にも単なる労働力としてではなく、“仲間”を迎え入れるつもりで受け入れていただければと思います」(日高氏)。
【坂田憲治】
<COMPANY INFORMATION>
ヒューマンブリッジ(協)
代 表:日高恵美
所在地:福岡市博多区博多駅南5-26-39
設 立:2019年2月
TEL:092-292-5162
URL:https://www.humanbridge-group.com法人名
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