新会計基準導入2年目 百貨店の収益構造激変
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2023年2月期決算から導入された新会計基準で百貨店の収益構造は一変した。消化仕入やテナントを売上から控除し、売上と仕入価格の差額を粗利益(売上総利益)に計上するようになったため、粗利益率と販管費率が急上昇した。数字のマジックで三越伊勢丹HDは見かけの経常利益率が11.17%に上昇した。売上の少ない九州の地方百貨店では経常利益への影響はほとんどない。
下記は九州3百貨店の新基準導入前の22年2月期と24年の粗利益率、販管費率、経常利益率を比較したもの。岩田屋三越は損益計算書を公表していないため、親会社の21年3月期と24年を比べた。
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