2024年11月21日( 木 )

ノストラダムスの大予言:2024年は第3次世界大戦の始まりの年!?

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 NetIB-Newsでは、「未来トレンド分析シリーズ」の連載でもお馴染みの国際政治経済学者の浜田和幸氏のメルマガ「浜田和幸の世界最新トレンドとビジネスチャンス」の記事を紹介する。
 今回は、8月16日付の記事を紹介する。

世界地図 イメージ    「ノストラダムスの大予言」といえば、かつて世界的な大ベストセラーになりました。いまだに、このフランス生まれの医師にして占星術師の予言は異彩を放っています。1555年に出版されたノストラダムスの「大予言集」ですが、942の詩篇で構成されており、そのなかにはナポレオンやヒトラーの台頭や第1次、第2次世界大戦の勃発、はたまた広島、長崎への原爆の投下など、後に実現する予言が数多く含まれていたとされているのです。

 とはいえ、ノストラダムスの書き残した詩をどう読み解き、どのように解釈するかは、大いに議論の分かれるところではあります。アメリカの宇宙飛行士が月面着陸に成功するとか、イギリスのダイアナ妃が事故死を遂げるとか、後付けでの解釈で、そうした予言が的中したと主張する伝記作家も数多くいました。

 なかでも世界を驚かせたのは「1999年7月に人類が滅亡する」という解釈ではなかったでしょうか。思い起こせば、公害問題や核戦争の恐怖などが折り重なって、いわゆる「終末論」や「オカルトブーム」に火が付きました。

 実際には人類の滅亡は起きていませんが、その理由を紐解く人々の間では、「西洋のキリスト教文明に対峙する東洋思想が広まったことで人類は救われた」との解釈もまことしやかに語られたものです。と同時に、地球規模の環境汚染や全面核戦争の可能性を含め、人類の未来に対する危機的な警鐘を鳴らしてくれたことは間違いありません。

 そんなノストラダムスですが、年代ごとに未来を紐解く詩編を残してくれています。では彼の予言する2024年はどんな年になるというのでしょうか?実は、極めて凄まじい出来事が連続して起きるというのです。

 第一の予言は「第3次世界大戦の勃発」。第2次世界大戦が終わって79年が経ちますが、ノストラダムスによれば、「2024年が第3次世界大戦の始まりの年になる」というのです。

 しかも、「その主役は中国」との見立てを書き残しているわけで、驚かざるを得ません。ウクライナ戦争やイスラエルとパレスチナでの対立に加えて、「台湾有事」がまことしやかに話題となっていますが、きな臭い限りの予言です。

 第二の予言は「異常気象と大規模な自然災害」。今年の元旦に能登半島を襲った大地震ですが、その後も九州から南海トラフにかけて日本各地で災害が発生しています。しかも、台湾、中国、インドなど、世界各地でも同様です。

 ノストラダムスによれば、「2024年を皮切りに極端な気象変動や気温の上昇が地球を覆う」とのこと。単に地球が生きていることの証(あかし)なのか、人類による資源開発という名の自然破壊の影響なのか、異常な事態が巻き起こっていることは否定のしようがありません。

 そして3つ目の大予言は「イギリスのチャールズ国王をはじめとする世界の著名な指導者が相次いで死亡する」というもの。確かにチャールズ国王の健康不安説や高齢化が懸念されるローマ法王のフランシスコ教皇など、世界のリーダーがいつあの世に旅立っても不思議ではないでしょう。

 現在進行中の米大統領選挙ですが、トランプ前大統領は「俺がカムバックしない限り、世界は第3次世界大戦から逃れられない」と断言しています。とはいえ、政治の世界では「一寸先は闇」というのが通り相場。ノストラダムスの大予言が現実のモノとならないことを祈らざるを得ませんが、世界を悲劇から救うのは、我々1人ひとりの未来を創造するという意思と努力ではないでしょうか。他力本願ではなく、自力本願が要(かなめ)だと思います。


著者:浜田和幸
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