建設業で死亡者数が増加傾向 連日の猛暑が影響か
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連日の猛暑が影響しているのか、死亡事故災害が建設業で増加している。
厚生労働省がまとめた「令和6(2024)年における労働災害発生状況について(8月速報)」(8月19日発表、今年1月1日から7月31日までの累計)によると、死亡者数は建設業で120人となっていた。これは前年同期比プラス16人、15.4%増だった。
全体(製造業、建設業、林業、陸上貨物運送事業、第三次産業)の死亡者数は366人で、同プラス6人、1.7%増加。建設業以外では17人の林業(同プラス1人、6.3%増)、54人の陸上貨物運送事業(同プラス2人、3.8%増)で増えていた。
建設業では5月の調査から4カ月連続の前年比増となっており、これは気温の上昇が影響しているものと見られる。事故の型別発生状況では、全体で墜落・転落 が109 人(同プラス15 人、16.0%増)となっていた。
日本気象協会は15日、「1カ月予報」(8月17日~)を発表したが、この間は全国的に気温が平均を上回る状況になるとしている。つまり、しばらくは猛暑の日々が続くことが予想されるわけで、万全の熱中症対策が求められる状況だ。
【田中直輝】
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