福岡信和病院~福岡市南区に新たなリハビリテーションの拠点誕生
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医療法人信和会、福岡信和病院(福岡市南区、富安孝成院長)が11月、福岡市南区皿山に開設した。診療科目は内科、胃腸内科、循環器内科、消化器内科、放射線科、リハビリテーション科。地域医療に加えて通所リハビリテーションの拠点として、地域医療に貢献していく。
同病院の常勤医師は、富安孝成病院長と土居隆志副院長の2名。夜間の非常勤医師1名、看護師17名、理学療法士2名、作業療法士3名、言語療法士1名。開院後も看護師等の人材確保に務め、診療・介護環境を徐々に充実させていく予定だ。
1階に診察室、地域連携室、CT、レントゲンなどの処置室や、内視鏡などの検査室となっており、2階がリハビリテーション室とデイケア室。3、4階が病室となっている。病室は個室1室のほか、2床室、4床室を設置。ナースステーションの横には、常に患者に看護師の目が行き届くよう特別観察室も設けている。地域包括ケア病棟を申請する予定だ。開設に先駆けて10月末に内覧会とレセプションが行われた際、富安孝成病院長はレセプションの席で、「本当は外科も標榜したかったが、それには手術室が必要なので、今は外科手術後の患者さんも診ることができると言うに留めておきます。当病院を、町医者がベッドを持っているような感じで見てください。最初は一般急性期病院として開設しますが、いずれは地域包括ケア病棟を取り、日赤のような高次の病院と在宅医療の橋渡しができるような病院となることを目指します」と抱負を述べた。
内覧会で注目を集めた設備は、3階病室内に設けられた、寝たままシャワー入浴ができるシャワーベッドと、2階リハビリテーション室に設置されたマッサージ機能付きウォーターベッド。
シャワーベッドは患者に負担を掛けることなく快適な入浴を提供できる。入浴中の状態が人目に触れることがないようドームで覆われている。利用者の立場に立った配慮が生かされ、快適さが伝わったのか、グループで内覧を行っていた人たちの間から歓声が上がった。またウォーターベッドは、マッサージ、指圧、按摩の技術を研究して開発されており、利用者の身長を自動測定して15分間の施術を提供。細やかなタッピングも取り入れた芸の細かさに体験者の満足度も高かった。
両設備のほかにも同病院ではさまざまな医療・健康機器を設置。セラピストの施術をサポートする設備を充実させ、患者の身体と心を解し、癒しながら在宅復帰をサポートしていく。<HOSPITAL INFORMATION>
医療法人信和会 福岡信和病院
院 長:富安 孝成
所在地:福岡市南区皿山2-1-53
診療科目:内科、胃腸内科、循環器内科、消化器内科、放射線科、リハビリテーション科
TEL:092-557-1877
URL:http://www.f-shinwa.jp/関連記事
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