【12/15】福岡市役所で「冬季献血イベント」開催 なぜ12月に献血が必要か?
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福岡学生献血推進協議会は、12月15日(日)に福岡市役所ふれあい広場(福岡市中央区天神1-8-1)で献血推進イベントを開催する。
このイベントは輸血用血液の確保と、若年層における献血への意識向上を目的として10代、20代の若者への参加を呼びかけるが、もちろん若者に限らず誰でも献血への参加は可能だ。
献血の受付は市庁舎1階で、午前10時から午後4時まで行われる。
なぜ冬季に献血が必要とされるのか
血液は保存期間が限られており、赤血球製剤は約21日、血小板製剤は4日程度とされる。そのため、定期的かつ継続的な供給が必要だが、とくに冬季は以下のような理由で血液が不足しがちとされる。
1. 献血者の減少
年末年始は忙しい時期で、仕事やプライベートの予定が増えるため、献血に足を運ぶ人が少なくなる。冬休み期間中は学生の献血協力も減少する。学校での献血キャンペーンが行われないことが影響している。2. 寒さによる外出控え
冬の寒さにより外出する人が減り、献血ルームや献血バスの利用者が少なくなる。3. 医療需要の増加
年末年始は病院の手術や治療の件数が増えることがある。また、交通事故が増える時期でもあり、輸血用血液の需要が高まる。4. 意識の低下
12月はクリスマスや年末行事に注目が集まり、献血の重要性に関する意識が薄れやすい。上記のような理由で輸血用血液が不足しがちな時期となるため、冬季は積極的に各地で献血を呼び掛ける活動が行われている。先生(師)も走ると言われる忙しない歳末だが、ふと足をとめて献血に参加してみてはいかがだろうか。
【寺村朋輝】
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