2025年01月15日( 水 )

唐津市長選、立候補予定者討論会 唐津駅再開発やリスキリングなど施策を披露

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
法人情報へ

 唐津市長選(19日告示、26日投開票)の立候補予定者による公開討論会が13日、唐津青年会議所(JC)の主催で開催された。

 3期目を目指す現職・峰達郎氏(64)と、新人で企業コンサルタントの浦田ゆきひこ氏(56)の2人が登壇し、福岡大学経済学部の岡祐輔准教授のコーディネートのもと、それぞれの政策主張を展開した。

 政策主張は事前に寄せられたアンケートを基に行われたが、そのなかで触れられた興味深い施策についてピックアップして伝える。

壇上左から岡祐輔氏、峰達郎氏、浦田ゆきひこ氏
壇上左から岡祐輔氏、峰達郎氏、浦田ゆきひこ氏

峰氏「唐津駅を少し東に移動させる」?

 峰氏は唐津市の中心市街地・商店街の活性化に関する主張のなかで、唐津市ふるさと会館「アルピノ」を取り壊して、跡地の利活用については民間からの提案をうけて施策を行うことを示した。また、同時に老朽化している唐津駅についても触れ、唐津駅を東側(アルピノ側)にずらして人の流れを商店街に向けることができるような施策にするという発言も行った。

 おそらくアルピノ跡地の利用にあたって、JRと連携して唐津駅と一体の再開発計画を念頭に置いていることを示す発言だろう。

浦田氏「大人の学び直しとしてのリスキリングも重要」

 浦田氏は、まず子育て・教育面について、唐津市内で児童数が一部地区に偏っている問題について、市政のプランニングの重要さを主張した。また、子どもの教育環境のみならず、大人の学び直しとしてのリスキリングの重要性にも触れ、市の施策として考えていく可能性を示した。

 また、現役の企業経営者としての立場から、唐津市が福岡などの企業経営者などとのコネクションが大変弱いと指摘し、観光DXなどさまざまな民間の活力を利用する必要があるなかで、経営者として自身がはたすことができる役割を示した。

【寺村朋輝】

法人名

関連記事