豪雪と現代の車 From 福島

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 福島県在住で情報発信をしている千葉茂樹氏から、会津若松市の雪の状況と、現代の車の問題点についてレポートが届いたので共有する。

 今日は、昨日までの暖かさで、溶けきれなかった雪が凍り、さらに降雪があり、車で走行しにくくなりました。

 私の車の異変:ワイパー(ゴム+金具)が、U字フックから外れて、片方のワイパー(運転席側)で運転する始末です。ワイパーの留め金が凍り付き、ストッパーがきかなくなり外れたようです(私はしつこい性格ですので、走行した道を戻り、探してワイパーを回収しました)。

 また、溶けた水がドアの隙間に入り込み、寒さで凍り付きドアが開かなくなりました。 これは、冬では何度かあることです。
NHKニュース

 今の車は「見た目重視」で実用的ではありません。上記リンクの記事中に車を救出する場面があります。この方は、雪国に住んでいるのに、雪中での車の運用を知らないようです。50代になっても知らないとは残念な方です。

 この場合、JAFを呼ばなくても、スコップで車の下を掘ればよいだけです。場合によっては、チェーンをかければ動きます。また、駐車の際には、惰力を使い、駐車スペースの雪を踏み固めておけば、映像のような問題は起きません。

 この映像のように、今の車は最低地上高が低く、腹がつかえて動かなくなります。この点、JAFもジムニーを使っていました。ジムニーは、新雪であればヘッドランプくらいの深さでも走行できます(古い雪ですと、腹がつかえてタイヤが空転します。私もこれで何度かスコップで腹下を掘りました。ネットで調べると、ジムニーに装着する雪かき(ラッセル)装置が10万円程度で売っています)。

 猪苗代に来る際、最低地上高の低い車では、スタックする可能性が極めて高いです。ほぼ毎日降雪がありますので、道路が雪まみれになります。車で来る場合には、乗車定員いっぱいに人を乗せると、スタックの原因になります。

 現状、気象衛星の画像を見ますと、猪苗代では大雪になりにくい雲の配置です。猪苗代に長く住んでいますので、雲の配置で大雪になるかどうか想像できます。それでも、福島市以上に降雪はあります。

【千葉茂樹】

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