大胆な先発変更で今季初白星狙う アビスパ明日G大阪戦

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    サッカーJ1リーグアビスパ福岡は22日、アウェーのパナソニックスタジアム吹田でガンバ大阪と第2節の試合に臨む。

 アビスパ、G大阪ともに開幕節では敗北を喫した。柏レイソルに0-1で敗れたアビスパに対し、G大阪はライバルのセレッソ大阪とのダービーマッチを2-5と大量失点で落とすまさかの展開。ホーム開幕戦にあたるアビスパ戦にかける思いは強いはずだ。

 アビスパを率いる金明輝監督は、「準備していたタスクをしっかりとこなしてくれた。オーガナイズされた守備を見せることができた」と選手たちの初戦のプレーをポジティブに評価した。その一方で、「メンバー選考も含め、僕自身に少し迷いがあった」というコメントからもわかるように、選手たちのプレーやベンチワークにやや消極的な、守りに入るような気構えがあったことは否めない。DF湯澤聖人が「(ベンチから見ていると)生き生きとサッカーできていたかというとそうじゃない。頑張っているけど、迷いながら、100%じゃないプレーをしている印象があった」というように、どこか遠慮している雰囲気も感じられた。

 新体制の初戦、シーズン開幕戦という条件を考えればさもありなんというところだが、相手の柏レイソルは同じ条件でもきっちり得点を決め、勝利をものにしたことを考えるとこれは言い訳にはならないところだ。

 幸い、2月18日の公開練習では選手たちも監督・スタッフがはつらつと次戦に向けた準備をしている様子が見受けられた。ゲーム形式の練習では、選手たちはお互いに「あそこはもっと前に出ていいから」など積極的に声を出して要求を伝えあい、連携を強める意識が強くみなぎっていた。

 次節の注目ポイントは、まずはスタメン争い。前節でDF志知孝明が退場となり、サイドバックを含めたディフェンス陣の顔ぶれが変わるのは必須だ。そのうえで「メンバー選考に迷いがあった」という金監督のコメントを考えると、今季新加入選手のメンバー入りがあってもおかしくない。期待したいのは、DF安藤智哉のJ1初出場だ。190cmの長身に加え、左右両足でボールコントロールできる技術の高さ、長短の正確なパスが持ち味。同じく足元のテクニックとパスに優れたGK小畑裕馬とともに、低い位置からの組み立てで新しいアビスパスタイルを見せてほしい。

 第2節ガンバ大阪戦は、22日(土)午後3時キックオフ。大阪遠征が難しい場合は、DAZNを見て応援しよう!また、以下の「アビスパ公認DAZNスタジアム」では、パブリックビューイングを実施。DAZNに契約していない場合でも、リアルタイムにアビスパの試合を楽しむことができる、
https://www.avispa.co.jp/support/avispaofficialdaznstadium

【深水央】

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