南日本銀行、25年3月期決算は大幅増益 来期は大幅減益予想

 9日、(株)南日本銀行(本社:鹿児島市、田中暁爾代表)は2025年3月期の連結決算を発表した。それによると、経常収益は165億1,700万円(前期比13.4%増)、経常利益は27億4,900万円(同35.0%増)、当期純利益は21億8,800万円(同35.6%増)で、大幅な増益となった。

 決算要因としては、貸出金利息や有価証券利息配当金、株式等売却益の増加により資金運用収益が伸びたほか、経費の減少と合わせて利益拡大に貢献した。与信関係費用の増加はあったが、全体としては収益力の底上げがみられた。

 来期(26年3月期)の業績予想については、経常利益は18億円(前期比34.5%減)、当期純利益は12億円(同45.1%減)で、大幅な減益を見込んでいる。

【寺村朋輝】

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