HYUGA PRIMARY CARE、25年3月期決算 3事業が拡大し大幅な増収増益

 14日、HYUGA PRIMARY CARE(株)(本社:福岡県春日市、黒木哲史代表)は25年3月期の連結決算を発表した。それによると、売上高は99億8,400万円(前期比20.5%増)、営業利益は10億5,100万円(同48.0%増)、経常利益は10億2,200万円(同42.7%増)、当期純利益は7億1,900万円(同63.0%増)で、大幅な増収増益となった。

 決算要因としては、主力の在宅訪問薬局事業において、ドミナント出店による配送効率の改善やAIによる業務負荷軽減策が奏功し、薬剤師の離職率が10%以上低下した。新たに鹿児島県・熊本県への初出店を含む9店舗を開局し、合計53店舗に拡大。売上高は71億1,700万円(前期比9.0%増)、セグメント利益は6億4,700万円(同1.9%増)となった。

 きらりプライム事業では、加盟薬局の在宅対応支援をパッケージ化して提供し、加盟法人数を834社(前期末比18.5%増)、加盟店舗数を2,490店舗(同33.2%増)まで拡大した。売上高は12億7,900万円(同52.9%増)、セグメント利益は7億8,200万円(同61.3%増)と大幅な成長を遂げた。

 プライマリケアホーム事業では、3棟目となる施設を開設。先行開設した2棟は稼働率90%以上を維持し、3棟目も黒字化を実現。これにより売上高は15億8,600万円(同79.6%増)、セグメント利益は1億8,400万円(同23.5倍)と飛躍的に拡大した。

 来期(26年3月期)の業績予想については、売上高は121億9,400万円(前期比22.1%増)、営業利益は13億1,400万円(同25.0%増)、経常利益は12億6,900万円(同24.1%増)、当期純利益は8億8,300万円(同22.9%増)で、引き続き増収増益を予想している。

【寺村朋輝】

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