14日、アプライド(株)(本社:福岡市博多区、岡義治代表)は25年3月期の連結決算を発表した。それによると、売上高は472億8,800万円(前期比10.4%増)、営業利益は26億6,700万円(同25.5%増)、経常利益は26億8,900万円(同25.5%増)、当期純利益は17億6,700万円(同46.1%増)で、売上・利益ともに連結決算として過去最高を更新した。
決算要因としては、Windows 10のサポート終了にともなう買い替え需要を背景に、パソコン・ゲーム事業では高性能な自社製品の拡販が進み、売上高は345億7,200万円(同9.0%増)となった。化粧品・雑貨事業では、独自イベントやプレゼントフェアなどの差別化戦略が奏功し、卸売販売も堅調に推移した結果、売上高は123億200万円(同14.7%増)を記録した。出版・広告事業では、自治体向けの広告支援やローカルメディアの活用により、売上高は4億4,900万円(同14.5%増)と堅調だった。これら3事業すべてで増収を達成し、営業利益ベースでもパソコン・ゲーム事業が24億3,400万円(同25.7%増)、出版・広告事業が6,300万円(同3.3%増)と健闘した。化粧品・雑貨事業は横ばいだったが、トータルでは全社として大幅な増益に貢献した。
来期(26年3月期)の業績予想については、売上高は475億円(前期比0.4%増)、営業利益は27億円(同1.2%増)、経常利益は27億円(同0.4%増)、当期純利益は17億7,500万円(同0.4%増)で、引き続き過去最高水準を維持しつつ、安定成長を見込んでいる。
【寺村朋輝】
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