東彼杵町工業団地整備、優先交渉者に大和ハウス

 長崎県は11日、事業者を公募していた「(仮称)東彼杵町工業団地計画」の選定結果を公表した。同計画の優先交渉先事業者に選定されたのは大和ハウス工業(株)。基本協定の締結時期については、計画地である東彼杵町と同社の間で協議される。

 東彼杵町工業団地の計画地は、東彼杵郡東彼杵町三根郷の長崎自動車道東そのぎICから1km程度の場所。福岡市内まで約80分、熊本市内まで約100分と、2時間以内で移動可能であり、相応の交通利便性が確保されている。また、現状は田畑となっており、豊富な地下水(約4,000t/日)も確保可能。

計画地(赤枠内)略図 長崎県公表資料より
計画地(赤枠内)略図 長崎県公表資料より

 計画地の面積は約29haで、地権者は90名(209筆)。長崎県では今後も成長が見込まれる半導体産業の需要を県内に取り込むべく、「ながさき産業振興プラン2025」を策定。同プランにおいて、半導体産業は5つの重点推進プロジェクトの1つに位置付けられている。

【代源太朗】

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