佐々木允前議員の辞職にともなう福岡県議会田川市選挙区の補欠選挙(8日投開票)で初当選をはたした、新人で保護司の浦田大治氏が新政会県議団(椛島徳博会長)に加入した。一人会派で活動するとの観測もあったが、10日の代表者会議で会派入りが報告された。
補選において、浦田氏は、田川地域の県立高校においてITなどの教育推進や、県営住宅の建て替えなどを施策として打ち出した。保守系市議の一部や革新系からの応援に加え、立憲民主党の野田国義氏も出陣式に駆け付けるなど、広い支援を得ていた。一方、対立候補の今村氏は、「3期10年の政治経験や人脈を生かして県・国・市との風通しのいい調整役として田川市のために働きたい」(5月13日出馬会見)として、平成筑豊鉄道やJR日田彦山線・後藤寺線の運行維持の支援など公共交通の充実や、小中学生の学力向上を掲げて戦ったがおよばなかった。
今回の県議補選は田川地域における勢力争いの側面があるとも言われ、同地域の今後の動向にも影響を与えることになるとみられる。
県議会田川市選挙区の補欠選挙の開票結果は次の通り。
浦田大治 無所属・新。当選。9,230票。
今村寿人 無所属・新。5,478票。
【近藤将勝】
関連キーワード
関連記事
2025年6月14日 06:00
2025年6月13日 16:40
2025年6月7日 06:00
2025年6月11日 10:50
2025年6月4日 15:30
2025年6月3日 15:30
2025年6月10日 17:00