小野建、地域スポーツ支援を拡大 長崎でV・ファーレン応援掲出、広島でドラゴンフライズと提携

小野建(株)

長崎支店倉庫外壁(V・ファーレン長崎)
長崎支店倉庫外壁(V・ファーレン長崎)
得点盤サイネージ(広島ドラゴンフライズ)
得点盤サイネージ(広島ドラゴンフライズ)

    鋼材・建材の専門商社の小野建(株)(東証プライム・福証)は、地域密着のCSR活動を強化している。8月5日には長崎支店の倉庫外壁に、Jリーグ所属のプロサッカークラブ「V・ファーレン長崎」を応援するロゴマークとマスコット「ヴィヴィくん」を掲出。続く7日には、Bリーグのプロバスケットボールチーム「広島ドラゴンフライズ」とパートナーシップ契約を締結した。いずれも地域との結び付きを深め、スポーツ振興を通じた社会貢献を狙う取り組みである。

 同社は「クニづくり・マチづくり・モノづくりに貢献する」を理念に、鉄鋼事業および建設事業を全国展開する。長崎県では長崎支店と佐世保営業所を拠点に事業を行い、V・ファーレン長崎のシルバーサポートカンパニーとして支援を継続してきた。

 今回の掲出はその一環であり、倉庫外壁にクラブのエンブレムや応援メッセージを施すことで、地域住民や取引先に向けた連帯感の醸成を図る。クラブのエンブレムは「V」と「N」に加え、平和の象徴である「折り鶴」を取り入れており、長崎の誇りと挑戦を体現している。

 また、広島ドラゴンフライズとのパートナー契約により、試合会場の得点盤サイネージに小野建の広告が掲出される。同クラブは「ミヤジマトンボ」の上昇する姿をモチーフにしたロゴを用い、広島サンプラザホールを本拠地に活動。地域密着型のクラブ運営でファン層を拡大しており、今回の提携は企業ブランド向上と地域スポーツ振興の両面で効果が見込まれる。広島では同社広島支店およびグループ会社小野建スチール(株)が拠点を置き、地域経済に根差した活動を続けている。

 小野建は近年、スポーツを通じた社会貢献を重視し、鉄鋼流通業にとどまらない地域連携を推進している。支店ごとの特性に応じてプロクラブと連携することで、地域社会の活性化と企業価値向上を同時に実現する姿勢を明確にしている。

【内山義之】


<COMPANY INFORMATION>
小野建(株)

代 表:小野剛
所在地:北九州市小倉北区西港町12-1
設 立:1949年8月
資本金:69億4,763万1,433円
売上高:(25/3連結)2,719億4,200万円
TEL:093-561-0036
URL:https://www.onoken.co.jp

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