和風調味料「茅乃舎だし」で知られる(株)久原本家(福岡県久山町、社主・河邉哲司)は、2025年11月27日、太宰府天満宮の参道に新店舗「茅乃舎 太宰府天満宮参道店」を開業する。1300年以上の歴史を誇る太宰府の地で、日本食文化を国内外に発信する新たな拠点を構えるものである。
太宰府は「学問の神様」として知られる菅原道真公を祀る太宰府天満宮を中心に発展した歴史都市であり、年間を通じて多くの参拝客や観光客が訪れる。梅の名所としても名高く、福岡を代表する文化観光地である。久原本家は、歴史の趣と新たなにぎわいが交錯するこの地において、茅乃舎ブランドの理念「素材を大切にし、食文化を次代へつなぐ」を体現し、より幅広い層に日本の食の魅力を伝える場づくりに挑む。
店舗は、参拝や観光の途中で気軽に立ち寄れる立地に位置し、物販に加えてイートインスペースを設置する。店内からは四季折々の庭園を望むことができ、だしの香りとともに落ち着いた時間を過ごせる空間が広がる。木の温もりを生かした内装が施され、観光地の喧騒から離れて五感で“茅乃舎の世界”を感じることができる。
「和風だしスープ 梅」
販売品目は、主力の「茅乃舎だし」シリーズやフリーズドライの味噌汁、御飯の素などの定番商品のほか、太宰府を象徴する「梅」をテーマとした限定商品を展開する。「和風だしスープ 梅」は、梅や木うそのイラストを配した限定パッケージで登場。「かけぽん酢 梅」「だし茶漬け 梅」など、手軽に梅の香りとだしの旨味を楽しめる商品も並ぶ。さらに、「茅乃舎だし梅干し」は、茅乃舎だしで漬け込んだ特製の梅干しであり、酸味と風味が絶妙に調和した逸品である。
11月21日には東京・銀座に旗艦店「東京銀座 茅乃舎」を開業し、相次ぐ新店舗の展開を見せる茅乃舎。今回の太宰府出店は、国内外の来訪者が日本の食文化の奥深さに触れる契機となるとともに、地域に根ざしたブランドとしての存在感を一層高めるものとなっている。
「茅乃舎 太宰府天満宮参道店」店舗概要
所在地 :福岡県太宰府市宰府2-7-22
開業日 :2025年11月27日(木)
営業時間:午前9時~午後6時(不定休)
【松本悠子】








