人材戦略とDXで成長する 西日本最大級の専門家集団|アップパートナーズグループ

<COMPANY INFORMATION>
アップパートナーズグループ

代 表:菅拓摩
所在地:福岡市博多区博多駅東2-6-1
    九勧筑紫通ビル9F
設 立:2006年9月
資本金:6,600万円
TEL:092-403-5544
URL:https://www.upp.or.jp


 税務・労務・法務を横断する経営課題にワンストップで応えるアップパートナーズグループ。西日本最大級の規模を誇り、年10%成長・10%増員を掲げる同社は、人材戦略とDXを両輪に多様で柔軟な働き方を整え、AI時代に通用する「引き出しの多い人材」の育成に注力している。

【目次】

  • 人材戦略を中心に成長を続ける専門家集団
    税理士法人アップパートナーズを中核に、税務・労務・法務をワンストップで担う西日本最大級の専門家集団として、顧問先約2,900社・従業員365名規模へと成長してきた人材戦略と事業ビジョンを紹介する。
  • 人の力×AI・DXが組織の力を引き出す
    「人間的に面白い人材」とAI・DXを組み合わせることで、クラウド会計やAIツールの活用、社内SE14名体制による攻めと守りのDX推進など、専門家集団としての競争力を高める取り組みを掘り下げる。
  • 働きやすい職場の探究は成長を支える社内文化
    ホワイト企業認定(シルバー)を2年連続で取得し、平均残業20~30時間、リモートワークやフレックス、有給取得の柔軟な運用、利益の30%をスタッフに還元する仕組みなど、働きやすさと成長を両立させる企業文化に迫る。
  • 求人情報

人材戦略を中心に
成長を続ける専門家集団

 アップパートナーズグループは、税理士法人アップパートナーズを中核として、社会保険労務士法人、司法書士法人、行政書士法人、補助金申請やITを支援する会社などを展開する複合型の専門家集団だ。顧問先は2025年9月時点で約2,900社、従業員数は365名にのぼり、西日本最大級の規模を誇る。税務・労務・法務を横断する課題にワンストップで対応できる体制を整え、24年度にはグループ全体で売上高30億円、税理士法人単体でも18億円を達成。2030年に向けて、10拠点・450名体制、売上高40億円を目標に掲げる。

菅拓摩代表
菅拓摩代表

    成長の原動力としてグループ代表の菅拓摩氏が強調するのは、何よりも「人」の力だ。グループ全体で年間10%成長を目標に掲げ、人員も同じペースで増員する計画を立てている。実際に25年は出入りを考慮してグループ全体で76名増加した。税務部門が採用の半分以上を占め、社労士部門は試験合格者を中心に採用。税理士も今年だけで3名増加した。

 そのような積極的な人材戦略のもと、同社には各地から優秀な人材が多く集まるが、菅氏は、「仕事は試験のように範囲が決まっていません。ケースバイケースの対応力を磨くために、お客さまのところへ出て対応を積み重ねることが何よりの学びです」と語り現場経験による個々人の成長を重視する。それとともに未経験の新卒者にはきめ細やかな教育体制を整備し、練習材料に取り組んでもらいながら着実な戦力化を図っている。人材に合わせた柔軟な育成方針によって、離職率の低減と実務力の底上げを同時に目指す。また、社内試験に合格したシニアクラス(3年目程度)には週2日のリモートワークを許可するなど、自由度を段階的に付与する。最初から自由度を与えず、成果と経験に応じて解放する仕組みが社員のモチベーションとなっている。

人の力×AI・DXが
組織の力を引き出す

 人材戦略を考えるうえで、ますます存在感を増していくAI・DXとの兼ね合いは無視できない。菅氏はアップパートナーズグループが重視する人材像を、「人間的に面白いかどうか」と語る。経営者層を中心とする顧客との関係を良好に保ち、契約を長く維持し続けるには、AIに代替できない人間的な魅力こそが最終的な決め手になるからだ。税理士業という性質上、真面目にこつこつと仕事ができる人材が組織として7割は必要だが、挑戦的なタイプの人材も1~2割は欲しいとも菅氏は考えている。そのような人間的な魅力とともに、AIの進化が仕事も環境も急速に変えていく時代への適応力と、AIが提示する情報を「疑う力」を併せ持つ人材にこそ、アップパートナーズの仲間に加わって欲しいと菅氏は考えている。

福岡博多本部が入るオフィスビル
福岡博多本部が入るオフィスビル

    また、同社は専門職として「人」の力を最大限に発揮するために、業務システムのDXを果敢に推進する。24年からクラウド会計の導入を強化するにあたっては、まとまった数を導入するためソフト会社との連携も強化して、インストラクターの派遣で導入を急速に進めた。また、社内には14名のSEが在籍しており、攻め(外部向けソフト開発)と守り(内部サポート・セキュリティ)を半々で担う。ランサムウェア対策などDXが進む業務環境の守りを社内で対応する一方で、AIに対するエンジニアリングについても社外任せではなく、社内SEがそのノウハウを蓄積することによって、最前線の技術感度を会社全体に伝える重要な役割をはたしている。たとえば、AIによる画像認識の進化で領収書読み込みなどの入力代行業務が不要になる可能性を見据えて、社内SEがAIツールをカスタマイズして業務適用を試みることなども行っている。AIが作業を代替する領域が広がることを前提に組織を設計しつつ、まだ置き換わらない領域では人間の柔軟性を生かす戦略的な発想で、「人の力」×AI・DXの組織形成を推進している。

働きやすい職場の探究は
成長を支える社内文化

応接室
応接室

    同社は25年5月、2年連続で「ホワイト企業認定(シルバーランク)」を取得した。この認定は、単に残業時間や給与水準だけでなく、ビジョン浸透や多様性、人材育成、健康経営など70項目で審査される制度で、表面的な環境整備では認定を継続できない。菅氏は認定の意義について、「認定取得を契機に働き方の見直しを続ける姿勢が、文化として社内に根付くことが重要」と考えている。働きやすさの探究の結果、業界としては短い平均残業約20~30時間を実現。ライフワークバランスを「日単位」でなく「月単位」「年単位」で達成できる組織を志向し、リモートワークやフレックス、有給取得の柔軟な対応などをさらに進めている。また、年1回の匿名アンケートで集まった社員の声を基に制度改善を行い、心理的安全性の高い職場環境を整備。ほかにも、決算賞与として営業利益の30%をスタッフに還元するなど、成果と責任を共有する文化が着実に根付いている。

 税務・労務・法務を軸にしながら、アップパートナーズグループは「人材戦略」と「DX」を両輪にして専門性を拡張し続けている。西日本最大級の規模に甘んじず、年間10%成長・10%増員を掲げ、社員の多様性と自由度のバランスをとりながら、AI時代に通用する「引き出しの多い人材」を育てる。その姿勢こそが、求職者にとって「この会社で働きたい」と思える大きな理由だろう。


<求人情報>
税理士法人アップパートナーズ

税理士法人アップパートナーズ業 種 :税理士業
職 種 :税理士補助業務
勤務地 :福岡市博多区博多駅東2-6-1
     九勧筑紫通ビル9F
採用担当:髙尾夕紀
TEL :092-403-5544
採用ページ:https://upp-recruit.com

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