TSMC進出を追い風に活動活発化、規模も拡大 11月28日に忘年会を開催
(一社)九州台湾商会
(一社)九州台湾商会は11月28日、ホテルニューオータニ博多にて忘年会を開催した。
同会は九州・山口地域において日本・台湾間の交流を推進するなど対話と協力の窓口としての役割をはたしている。台湾では行政院僑務委員会の支援を受けるなど公式に認定された海外僑胞団体である。2010年に当地在住の華僑らによって設立構想が生まれ、12年に福岡台湾商会として設立された。15年の現名称への変更、19年の一般社団法人化を経て、現在に至る。
九州・山口には半導体製造・素材メーカーなどの拠点が集まっており、近年、TSMCの熊本進出を受けて、同商会でも台湾との往来がさらに活発となっており、25年に台湾連絡事務所を台北市に設置し担当者を置くなど、台湾現地との連絡体制を強化している。
忘年会には華僑、日本側の議員、行政、企業関係者ら約130名が出席。大倉仲洋会長((株)デュオン)は忘年会の参加者が近年は毎回1割増のペースで増加しているほか、タイやパラオなど海外でも活動を実施するなど、活発に活動を行っていることを紹介した。
陳銘俊台北駐福岡経済文化弁事処長は来賓挨拶において、九州のみならず、東京など各地から集まっており、商会の存在感がますます大きくなっていると述べた。ほか、鬼木誠衆議院議員らが出席した。懇親会は中華航空、エバー航空提供の台湾往復航空券など豪華な協賛品が用意された景品抽選などもあり、大いに盛り上がった。
同商会には貿易、物流、不動産、IT、旅行、食品、人材、金融、ホテル、士業、医療などさまざまな業種の関係者が参加している。もちろん日本人でも台湾との経済交流に取り組んでいる、取り組みたい人であれば入会を歓迎している。興味のある方は問い合わせてみてほしい。
【茅野雅弘】
<COMPANY INFORMATION>
(一社)九州台湾商会
会 長:大倉仲洋
所在地:福岡市中央区天神2-9-9
TEL:092-731-6363
URL:https://www.kytcc.com








