ミズホメディー、25年12月期の業績予想を大幅上方修正 インフルエンザ流行が背景

 19日、(株)ミズホメディー(佐賀県鳥栖市、唐川文成代表)は2025年12月期通期の業績予想を上方修正すると発表した。新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行を背景に、検査キット需要が想定を大きく上回ったことが主因としている。

 修正後の25年12月期の売上高は113億4,900万円となる見通しで、従来予想の90億6,400万円から22億8,400万円増加した。営業利益は46億9,000万円(従来予想比15億2,600万円増)、経常利益は47億2,200万円(同16億8,300万円増)、当期純利益は34億4,300万円(同12億700万円増)にそれぞれ引き上げた。

 上方修正の理由について同社は、第4四半期(10~12月)において、インフルエンザが10月初旬から流行入りし、11月中旬には警報レベルを超えるなど、過去20年間で2番目の早さで感染が拡大した点を挙げた。これに加え、年末年始に向けた感染拡大への警戒感から、新型コロナウイルスとインフルエンザの抗原同時検出キットの需要が急増したためとしている。

【寺村朋輝】

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