感謝と感動を生み出す無電極の『灯り』という提案
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(株)プラスアルファー 代表取締役社長 岡部 哲也
照らされることへの意識向上を願い
福岡に本部を置き、東京、大阪、広島、沖縄と広く活動を展開する(株)プラスアルファー。同社代表取締役社長の岡部哲也氏は、メインとなる省エネ照明器具『Eco Loop(エコ・ループ)』の普及を目指し、トップ営業も積極的に行っている。企業としてさらに発展していくためのシェア拡大。当然、それも岡部社長のアクティブな活動を支える理由ではあるが、根幹の部分は「照明器具を取り巻く現状をしっかり認識してほしい」という、岡部社長の人々の生活を支える『灯り』というものに対する真摯な想いにある。
「企業活動で言えば、現在多くの生産ラインで用いられている水銀灯が、『水銀条約の制定』により、2020年以降使用できなくなります。EUではすでに始まっている動きで、水銀に限らず特定有害物質を用いた照明器具の撤廃は、世界的な流れになっています。ですから、今から設備投資で該当する照明器具を購入してしまうと、最終的には処分にかかる費用の方が高くなってしまい、企業活動に財務的な負担をかけることになってしまいます」(岡部社長)。
人にも環境にも優しい無電極ランプ
この話を聞いて、「だったら、寿命も長く省エネにもなるLEDに変えればいい」と考える方も多いことだろう。たしかにLEDは、その寿命が5万時間を超え、交換頻度も少なくて済み、コンパクトなサイズのものが多いのでさまざまな空間演出で便利に利用できるという利点がある。国も省エネ政策として、一般家庭・事業所におけるLEDへの転換を推奨している。しかし、LEDを体感した方はわかると思うが、従来の蛍光灯に比べ明かりは眩しく、そのためか目が疲れやすい。「そんなものか」と自身を納得させてきた方も多いだろうが、岡部社長は次のように語る。
「人の目というのはよくできていて、瞳孔調整(瞳孔を開く・閉じる)を行うことで目に入ってくる光の量を自分で調節しています。ですから、考えなければいけないのは光の質なんです。簡単に説明すると、蛍光灯の光は自然光のそれに近いので目もその光を受け入れやすく、逆にLEDの光は網膜まで直接入り込むような刺激の強いものになりますので、目もその光を受け入れ難いんです。この光の質の違いから来る目の対応差が、そのままLEDは蛍光灯に比べて眩しい、目が疲れやすいといった感覚に通じているんです」。
続けて、岡部社長はトップ営業で広島にあるメーカーを訪ねて行ったときの話も聞かせてくれた。「工場の照明のほとんどをLEDに変えられた後でしたが、一部まだ水銀灯でしたので、テストというかたちで弊社の商品と変えさせてもらったんです。すると、工場内のいろいろな場所に影が生まれて動き難かったのと、製品本来の色が確認し難かったという問題を解決することができ、工場内すべての照明を弊社の商品に交換してくださいました」。
同社の取り扱うEco Loopは無電極ランプ。発行管内に電極を持たないため、ランプ自体の劣化が少なく、半永久的に点灯し続ける。加えて、発せられる光は蛍光灯と同じく自然光のそれに近いもの、すなわち人の目に優しい光である。光の届く範囲も広角におよぶため、空間内の隅々までを明るく保つことができる。岡部社長は語る。「人が生活を営んでいくうえで、最も大切なのが『灯り』です。だからこそ、選択肢に無電極ランプというものがあることを、もっと多くの方に知ってもらいたいと思います」。
「平成26年度補正予算A類」で、無電極も対象となった。状況は整いつつある。10年近い活動の成果と岡部社長の想いが、Eco Loopを通じて福岡をはじめ全国の街を照らす日も、そう遠くはない。
<COMPANY INFORMATION>
(株)プラスアルファー
代 表:岡部 哲也
所在地:福岡市博多区空港前4-3-25-2F
設 立:1988年11月
資本金:7,450万円
TEL:092-409-4016
URL:http://www.palpha.co.jp/<プロフィール>
岡部 哲也(おかべ てつや)
1988年11月、(株)プラスアルファー設立。代表取締役社長として会社経営だけでなく、トップ営業も積極的に行う。関連キーワード
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