産経前ソウル支局長が講演、「韓国司法の異常性」を指摘
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産経新聞の前ソウル支局長、加藤達也氏が26日、福岡市内で講演を行った。加藤氏は2014年8月、ウェブサイトのコラムに、韓国の朴槿恵大統領の所在が旅客船セウォル号が沈没した同年4月16日当日約7時間にわたり分からなかったことを記載。同年10月に朴大統領に対する名誉棄損で在宅起訴され、昨年12月に無罪判決を受けた。加藤氏は日本人向けに日本語で書いた記事について11回もの公判が開かれた事に違和感を感じていたことを語り、自らの体験を通じて感じた韓国司法制度の異常性について指摘した。
加藤氏が指摘する「韓国司法の異常性」、その1つが傍聴人に不規則発言をさせるというもの。法廷内で不明瞭な言葉を話している人物に対して即座に退廷させず、裁判長は発言を希望するか問い、発言を促した。また、通訳を確保する責任感の欠如も指摘。代役を務めた通訳のスキルが著しく劣っていたため発言内容の伝達がスムーズにいかず「証言揺れ動くのであれば偽証罪に問われることがある」と厳しい言葉を浴びたという。
有罪判決の見方も多かったなかで、無罪判決を勝ち取った要素として弁護士の能力の高さや西日本新聞社ソウル支局長の証言を上げた。また、無罪判決後に裁判所職員のなかには「おめでとうございます。外国で大変な目にあわれましたね」とねぎらいの言葉を掛けた人物がいたという。
今後の活動について問われた加藤氏は、韓国の見方や付き合い方、あるいは社会部編集委員として拉致問題に関する情報発信への意欲を語っていた。関連キーワード
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