ポチらない中国人。爆買いには実店舗
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ネットショッピングは、気に入った商品にカーソルを合わせ、マウスのクリックを「ポチッ」と押せば完了する。日本ではネットで買い物をする=ポチるなどという造語も生まれるぐらいに、このスタイルは定着している。しかし、中国では少し事情が違うようだ。
ある旅行会社の方から聞いた話。中国では、ネット市場への信頼度は決して高くはない。原因は模造品の氾濫にある(詳しくはコチラ)。結果、中国人消費者の間では、店舗で現物を実際に見て・触れてといった買い物スタイルが主流になってきているようだ。彼らはサンプル品を見るぐらいでは決して満足しない。実際に販売されている商品の梱包をその場で解き、中身を確かめてからやっと購入という念の入りようだ。
こうした状況に押されてか、上海、北京にショールームの設置を行ったネットワークビジネス企業があるとのこと。世界的にも名の知れたアムウェイとニュースキンがそれだ。ネットワークを駆使して規模を拡大してきた両社が、まさか地に足つけた対面販売を行うことになるとは。
現在、日本では人口減少の問題も絡み、業種を問わず販売店の数は縮小傾向にある。だが、今後も爆買いする中国人の力を取り込みたいのなら、店舗は残しておいた方が良いのかもしれない。
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