（株）IHI（本社：東京都江東区、斎藤保社長）は16日、鹿児島市七ツ島に出力49MWのバイオマス発電システムを設置し、バイオマスによる発電事業を展開することを発表した。使用する燃料は木質バイオマスで、年間発電量は一般家庭7万7,000世帯の使用電力量に相当する約33万7,000MWｈと予想している。木質バイオマスの使用により、年間約20万トンのCO2削減ができる。使用するバイオマスは主に東南アジアのパームヤシのヤシガラを利用する。IHI広報は、環境に優しい再生可能エネルギーの普及促進、地元雇用の創出に寄与したいとコメント。なお、発電所の従業員は20～30名を予定している。
同地にはすでに国内最大のメガソーラー発電所「鹿児島七ツ島メガソーラー発電所」（出力70MW）があり、その隣地に新たにバイオマス発電システムを導入する。着工は2016年夏ごろ、完成は18年末ごろを予定している。
【柳茂嘉】
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